AIを擬人化して考えてみると、使いどころが見えやすくなりそうです。
ChatGPTのインパクト
ChatGPTの登場とそこから以降の日進月歩の進化は急速で、すでに人間の頭脳やキャパシティを超えるような精度へと仕上がってきています。
AIの活用によって生産性が加速度的に上がることを体感すると、これから先、”AIを使わずに仕事をしている=パソコンを使わずに仕事をしている”ような差ができると思われます。
一方で、AIを搭載したロボットは箸を握ることも難しいなどとも言われており、人によって当たり前のことができない面もまだ多々あるようです(それも時間の問題な気もしますが。)。
AIと人間は別の生き物(?)
人間の脳の仕組みそのものがはっきりと解明されていない以上、今のAIの基礎となっている仕組み自体が、人間の脳とは異なる可能性もあります。
一方で、AIは医師国家試験にも合格することができるなど、AIの得意領域に関しては、一般的な人間はすでに及ばないような領域に達していることもまた事実です。
つまり、AIは人間とは別の生き物(?)であると考え、AIが得意な領域でのみ”使っていく”という方法を考えていったほうがよさそうです。
生成AIの使いどころ
とはいえ、私は、ChatGPTの登場とともに使ってみたところで、”検索(当時のChatGPTの不得意領域)”に使ってしまい、AIの知ったかぶり(ハルシネーション)に見舞われ、翻訳程度にしか使っていませんでした。
久しぶりに色々とChatGPTに触れてみたところ、「GPT4o」や「GPT4o with canvas」の性能に驚かされ、これまでできずにいたコーディングも簡単なものであれば、(理屈は分からないながらも)自分で組めるようになってきており、その未知の可能性に驚いているところです。
AIを擬人化することで、使いどころを考える
まだまだChatGPTの使いどころには迷うところもありますが、そのようなときこそChatGPTに聞けばよいわけで(ChatGPTのことはChatGPT自身がよく知っている)、多くのヒントを得ることができます。
もっとシンプルに考えて、AIを擬人化すれば、使いどころがより見えてくる感じがしています。
学校の先生 | 数学や理科などの学問のことを聞くことができる (分かりやすく教えてくれ、かつ、何度聞いても怒られない。) |
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プログラマー | ○○するためのコードを教えてくれる |
シェフ | 冷蔵庫の食材でできる料理のレシピを聞くことができる |
植物の専門家 | 植物の育て方を聞くことができる |
プロジェクトマネージャー | 必要なタスクとスケジュールの作成を依頼することができる |
データ分析の専門家 | フレームワークを教えてくれ、データの分析を依頼することができる |
リサーチャー | 情報収集(GPT4oやSerchGPTであればブラウジング可能) |
ライター | 文章の作成、要約、リライト、レビュー、契約書の文言の案出しを依頼することができる |
コピーライター | キャッチコピー、パワーワードを用いた表現などを考えてもらうことができる |
クリエイティブディレクター | アイデア出しを一緒にしてくれる |
翻訳家 | 翻訳を依頼することができる |
カスタマーサポートアドバイザー | 顧客対応を相談することができる |
擬人化することで、様々なことが相談でき、また、実行することができることが分かります。
AIに置換されるにしても補完するにしても、その組織の人員以上のスタッフやそのスキルを抱えることが可能と考えられます。