GoogleDriveに追加されたPDF「自動要約カード」を起点に、Geminiとfreeeのよさを活かしながら経理業務を進めてみるのもありです。
GoogleDriveに追加された「PDF要約カード」とは?
Googleは、2025年6月12日に、GoogleDriveにPDF summary cards機能(PDF要約カード機能)を導入したと発表しています。日本でもすで使用可能です。
PDF要約カード機能は、「GoogleDrive」上のPDFを開いたプレビュー画面で、PDFの内容をGeminiが要約したカードをサイドに自動表示してくれるという機能です。


「Geminiに相談」からサイドパネル→レシートの取引データを作成
要約カードから「Geminiに相談」をクリックすると、そのままGeminiサイドパネルが開くので、さらなるGemini活用が可能になります。
そのままの流れで、「日付・支払金額・店舗名・購入品目概要を、表形式でまとめて」と依頼すれば、レシート一覧のスプレッドシートが高速で作成できるので、それをfreeeに取り込み、自動登録ルールと科目予測機能を使うことでスムーズに経理処理することができます。





あえて、うち1取引につき、「レシート」と「クレジット売上票」の両方をアップロードしているのですが、ちゃんとまとめて1取引と認識し、重複しないようまとめてくれています。。
(サイドパネルのモデルは「2.5 Flash」ではないかと思うのですが、それでも賢い処理をしてくれている、、)


あとは、このCSVをfreeeの取引データとして読み込み、freeeの自動登録ルールと科目予測機能を使って経理処理をしていく流れです。
クラウド会計ソフトの自動登録ルールと科目予測機能は依然として秀逸ですし、まだまだ挙動が不安定な生成AIからのバトンタッチでそれぞれの真価を発揮し合ってもらう形を取ります。
動画で撮ってみた
表データ化のスピード感、動画で見てもらうと伝わりそうです。
(「2.5 Flash」のFlash感、どんどん磨きがかかっております。。)
雑感
サイドパネルにGem(カスタムGemini)が使えるようになるとプロンプトすらワンタッチでいけそうな気もします。
経理業務のAI活用については、”「生成AI」×「その他のAI」のミックス具合”が鍵だと思っています。
(すべてに対して「生成AI」を活用する必要もないため、トータルAIで効率化を図る)
当面、実際のところは、人に依頼するのと同じくレシートが適正にデータ化されているか人の目でチェックしたいので、これは少量レシート案件に対して活用し、大量レシート案件や消費税の原則課税方式で課税区分も重要な案件はfreeeデータ化サービスなどに依頼するなどの使い分けをすることになりそうです。