”私はChatGPT推しです!”と言い切れるのには理由があります。その理由の一つは「メモリ機能」です。
ChatGPT推しです
LLMには、主要なもので、ChatGPT、Gemini、Claudeがあります。
なかでも私はChatGPT推しで、メイン使いしています。あとは、それぞれの得意分野に応じ、セカンドオピニオン的にGeminiやClaudeを使い分けています。
Geminiであれば、Googleサービスとの連携性やマルチモーダル性が魅力なので、Google関連や、あるいは特に動画関連では、Geminiを中心に考えたりします。
Claudeであれば、日本語との親和性が高く、受け答えもしっかりしていて、安心感があります。
PDF読取りなど、様々な点において精度が高いのも魅力です。
それでも私がChatGPT推しで、一番の相談相手に選ぶのには理由があります。
それは、「カスタム指示」と「メモリ機能」です。
特に今回は「メモリ機能」について見ていきたいと思います。
「メモリ機能」とは
ChatGPTの「メモリ機能」とは、会話の履歴やユーザーから明示的に提供された情報をもとに、ユーザーの要望やニーズに沿った対応をするための機能です。
会話を重ねるたびに、ChatGPTは会話のなかから意図やニーズをメモリに保存し、理解してくれるようになります。
そのため、前に話した内容をChatGPTが覚えてくれており、それに基づいて会話を展開してくれるため、とてもスムーズに感じます。また、繰り返しの説明も不要になります。
「メモリ機能」のメリット
- パーソナライズされるので、それに基づく回答や提案をしてくれる
- 連続性のある対応をしてくれる
- 繰り返し説明が不要になる
「メモリ機能」にはonとoffがある
とはいえ、「メモリ機能」は望ましくないと感じられる方もいらっしゃると思います。
その場合は、offにすることも可能です。
ChatGPTの「設定」→「パーソナライズ」→「メモリ」で、on/offにすることもできますし、部分的に削除することもできます。
他のLLMとの比較
他のLLMには、同様の機能はあるのか。
Gemini
Geminiも情報を一時的に保持しつつ連続した対話が可能といわれていますが、体感としては(2024年11月時点では)、会話の途中で、割と以前の会話履歴を忘れていると感じることがあります。
ChatGPTのように長期記憶として残し、ユーザーがその内容を管理するメモリ機能はまだ明確に発表されていないようです。
まして、一連のセッションが完了すると、記録は消去されるようです。
有料プランのGemsには、カスタマイズ機能があるようですが、これはどちらかというとChatGPTのGPTsを意識したもののようで、普段の会話で利用するようなものでもなさそうです。
Claude
Claudeも継続的な会話の中で情報を覚えることができるようです。
特に、長いセッションのなかでも情報を繰り返し使用することは得意のようなのですが、そのセッションが終了すれば、やはり記録は消去されるようです。
全般的に知ってくれているので楽
ChatGPTには、他のLLMにはない「メモリ機能」があり、ユーザーの癖や過去履歴を踏まえた対応をしてくれるため、とても便利に感じます。