マーケティング戦略を考えるにあたっては、5W1Hで精緻に考える必要があります。
西口一希著「実践 顧客起点マーケティング」(翔泳社)を参考にして。
目次
まずはどの顧客層をターゲットにするか考える
以下の顧客層およびそれぞれのN1顧客へのインタビューなどのリサーチを踏まえて、まずはどの顧客層をターゲットにするか考える必要があります。
ロイヤル顧客 | ・認知:あり ・購買頻度:高 |
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一般顧客 | ・認知:あり ・購買頻度:中~低 |
離反顧客 | ・認知あり ・購買:現在はなし |
認知・未購買顧客 | ・認知あり ・購買:経験なし |
未認知顧客 | ・認知なし |
そして、基本的に、以下のような方向性で考えることになります。
- ロイヤル顧客のスーパーロイヤル化(ロイヤル顧客→ロイヤル顧客)
- 一般顧客のロイヤル化(一般顧客→ロイヤル顧客)
- 離反顧客の復帰(離反顧客→一般顧客)
- 認知・未購買顧客の顧客化(認知・未購入顧客→一般顧客)
- 未認知顧客の顧客化(未認知顧客→一般顧客)
5W1Hで考える
より具体的なマーケティングプランは、5W1Hで考える必要があります。
以下のような順番で考えていくことになります。
- 「What」:”独自性+便益”をしっかりと見極める
- 「Who」:誰に受け入れられるか
- 「When」:いつ
- 「Where」:どこで
- 「How」:どのように
まずは、自社商品の”独自性と便益”をしっかりと見極めたうえで、それが誰に受け入れられるのか(どの顧客に届けるのか)を考えることになります。
そのうえで、「When(いつ)」・「Where(どこで)」・「How(どのように)」を決めていくことになります。
この際、N1顧客の絞込みを入念に行い、それを狙い撃ちすることで、より洗練された魅力的なものが出来上がることになります。
N1顧客のカスタマージャーニーを考えることで、以下のようなことが分かり、「When(いつ)」・「Where(どこで)」・「How(どのように)」の策定に繋がっていくことになります。
- 具体的なコミュニケーション方法
- 情報接触ポイント
- 商品接触ポイント
- 購買接触ポイント