より良い答えを見つけるためにはどうすればいいのか。AI(Gemini)を使うこと?人と話すこと?
この2つを別々に考える必要もなく、これらを組み合わせることにより、結論の質を高めることができると考えています。
目次
Geminiとの対話で「思考の土台」をつくる
何かについて考え始めるとき、まずはGeminiと対話することには大きなメリットがあります。
思考の出発点となる客観的な「土台」を、素早く手に入れられるためです。
- 幅広い情報収集
自分一人では時間のかかる情報収集を、Geminiは一瞬で行ってくれます。テーマに関する様々な視点や論点を集めることで、議論の全体像を把握できます。 - 思考の整理
集めた情報を整理したり、メリット・デメリットをリストアップしてもらったりすることで、自分の考えを客観的に見つめ直す手助けをしてくれます。 - アイデアの壁打ち
アイデアを投げかけると、それに対する様々な角度からの応えを返してくれます。これにより、一人では思いつかなかった新しい視点を得ることができます。
このように、Geminiは思考の範囲を広げ、土台を固めるための強力なパートナーとなります。
人間との対話で「言語化」を進め、「盲点」を見つける
Geminiが客観的な情報で思考の「土台」を作ってくれるのに対し、人間との対話では「盲点」をなくし、「言語化」の手助けをしてくれます。
- 経験に基づく知恵
「その考えは試したことがあるけど、こういう理由でうまくいかなかった」といった、実体験に基づく情報は、AIでは提供できません。 - 盲点の発見
自分一人では気づけなかった視点や、考え方の偏りを指摘してもらうことで、より多角的に物事を捉えられるようになります。 - 感情や価値観の共有
対話を通じて、論理だけでは測れない「納得感」や「共感」を確かめることができます。これは、最終的な意思決定において非常に重要です。 - 思考の言語化
人と話すことで、自分の中で漠然としていた考えや感情が言葉になり、思考がクリアになっていく効果もあります。
「Geminiとの対話→人との対話→自分との対話」のサイクルで「答えの質」を高める
Geminiとの対話と、人間との対話には、それぞれ異なる長所があります。
より質の高い答えにたどり着くための鍵は、この二つを、補い合うようにして使うことであると考えられます。
- まずはGeminiに聞いてみる
テーマについて、まずはGeminiで広く情報を集め思考の土台を作ります。これにより、その後の人間との対話が、より具体的で意味のあるものになります。 - 人と話す
Geminiから得た情報を元に他の人と対話します。ここで、経験・直感・感情といった人間的な要素を加え、思考を深めます。盲点をなくし、多角的な視点を取り入れ、言語化を助けます。 - 最終的に自分と向き合う
人間との対話で深まった思考を、自分自身で整理し、意思決定します。「自分は本当にどうしたいのか」を問い直す段階です。この時、再びGeminiを「思考の整理役」として使うことで、最終的な結論を客観的にまとめる手助けをしてもらえます。
この「Gemini → 人 → 自分(&Gemini)」というサイクルを意識することにより、思考は広がりと深さを持つようになると考えています。