自分のことを前置きする

他人に指摘したり、聞いたりする際には、まずは自分の失敗や経験から話すと、相手も話しやすくなるものです。

D・カーネギー著「人を動かす」(創元社)を参考にして。

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身構えるのが普通

他人に誤りを指摘したり、他人に立ち入った話を聞いたりしようとすると、相手には自己防衛が働くため、身構えるのが普通の反応かと思われます。

最悪の場合、関係にダメージが生じることすら考えられます。

何にせよ、相手に何かを変えてもらおう・相手に何かを話してもらおうと考えるのであれば、できるだけ相手に不愉快な思いをさせないような流れを考えておくべきところといえそうです。

自分のことを前置きする

できるだけ相手に不愉快な思いをさせないようにと考えると、「自分のことを前置きする」はとても有効だと考えられます。

相手に誤りを指摘するのであれば、指摘する自分自身も完全ではない・失敗もあったなどといった前置きをするかしないかで、相手の受け止め方も随分違うものになると考えられます。

相手に立ち入ったことを聞こうとするのであれば、自分自身の事例を前置きすることで、相手も答えやすくなります。

自他トータルで円滑に、と考える

自分の頭のなかだけで考えると、どうしても、自分の都合や要求だけを考えてしまいがちです。

しかしながら、それが他人を巻き込むものであるのならば、アプローチを変えることも考えなくてはいけないのだろうと思います。

自分・他人トータルとして円滑になるには、と考えると、当然のことながら、言葉の内容・伝え方・順番次第で結果はまったく異なるものになります。

そして、そうすることの価値の根底には、相手を尊重しているか・相手を大事に思っているか・相手の立場に立って物事を考えているかが関わってくるものです。

その根底にある思いでもって、相手の重要感を尊重することができてはじめて、相手もまた心を開いてくれるのだということなのだと感じます。

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