自分の気持ちを通すために、他人の感情を踏みにじってしまわないように心がけたいところです。
D・カーネギー著「人を動かす」(創元社)を参考にして。
目次
相手の顔を潰すとうまくいかない
自分の気持ち・要求を通すために、相手の顔を潰してしまうと、大体の場合、物事がうまく進まないものです。
たとえ、たまたまそのときは相手の顔を潰してでも押し通せても、長期的な関係は築けず、結果として行き詰まってしまうことにも繋がってしまいます。
「自分の気持ち」と「他人の感情」のバランス
人は、放っておくと、「自分の気持ちを通すために、他人の感情を踏みにじっていく」という状態に陥りがちです。
人にとって、一番の関心事は”自分”であって、よほど意識しなければ”他人”という要素は入って来ないものです。
そのため、常に意識して、「自分の気持ちを通すために、他人の感情を踏みにじっていないだろうか」と振り返って考えみる癖を身につける必要があります。
自他トータルで考える
上記のとおり、人にとって一番の関心事は”自分”であるため、”他人”のことは意識的に考える必要があります。
「自分の気持ち」と「他人の感情」とをトータルで考えて、最もバランスのよい物の見方・考え方・言葉を探すように心がけることで、結果として、自分の気持ちを受け入れてもらえるようになるのだと考えられます。