他人を動かし、協力をしてもらうためのポイントとは。
D・カーネギー著「人を動かす」(創元社)を参考にして。
目次
人間は玩具に支配される
「人間は玩具に支配される」とは、ナポレオンの言葉だそうです。
人間は、肩書きや称賛ややりがいを好むものです。
どれも必ずしも物理的なメリットがあるというものでもありませんが、人間はそのようなものに振り回されているものです。
責任と肩書
相手を十分に尊重し、責任や肩書を与えると、人を奮起するところがあります。
昇進などによって、肩書を与えられ、責任ある立場に着くと、人はその肩書や責任に見合うように行動するものですし、そのことがその人を多いに成長させることにも繋がるものです。
相手に動いてもらおうと思うと、このように、責任や肩書を与えるといったことも選択肢として十分に機能するということです。
他人に協力してもらうために考えてみるべきポイント
D・カーネギー著「人を動かす」(創元社)において、人を変える必要が生じた場合には、次の事項を考えてみるべきとされています。
- 誠実であること。守れない約束をしない。自分の利益は忘れ、相手の利益だけを考える。
- 相手に期待する協力を明確に把握する。
- 相手に身になる。相手の真の望みを知る。
- 自分に協力すれば相手にどのような利益があるか。
- 望みどおりの利益を相手に与える。
- その頼みが相手の利益にもなると気づくように話す。