相手の関心のありか

相手と話をするうえで、「相手の関心のありか」に焦点をあわせる意識も大事だといえそうです。

D・カーネギー著「人を動かす」(創元社)を参考にして。

目次

自分の関心

人は誰しも自分のことが最も重要で、この世の誰のことよりも自分のことを考えることに最も多くの時間を割いているものです。

人が他人に関わるときというものは、大体の場合、他人にこうして欲しいという要望がベースになっている場合が多いように思います。

根本には、「そのとき最も自分が関心を持っていること」が発信源になっていることがほとんどです。

一方で、人それぞれに「そのとき最も自分が関心を持っていること」は異なることが通常なので、結果として、温度差が生まれるということになります。

相手の関心に焦点を合わせる

人と話す際に、「相手が最も深い関心を持っている問題を話題にする」という視点を持ってみるとよさそうです。

「自分の関心」に焦点を置くのではなく、「相手の関心」に焦点を合わせてみると、相手は話しやすくなりますし、むしろとても饒舌に話をしてくれるようになります。

自分自身の人生が広がる

「相手が最も深い関心を持っている問題を話題にする」という視点のもとに、相手の関心のありかを見抜く力量を磨くことで、相手との関係性が深まりますし、そのことが、逆説的に、相手も相手の関心を持っていることに目を向けてくれることにも繋がり、結果として、自分の要望を聞き入れてくれることにも繋がります。

何よりも、自分の知らない世界の話を聞くことができることで、どんな人と話しても、自分自身の人生が広がることへと繋がっていくといえます。

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