診断するのではなく、見立てるという感覚を持つ

お客様に接するとき、「診断する」という感覚ではなく、「見立てる」という感覚で接するようにしています。

河合隼雄「カウンセリング講座」(創元社)を読んで学んだこと。

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「診断」と「見立て」の違い

「診断する」というと、とても客観的です。

検査をしたり、客観的な観察をすることにより、状況をきわめて客観的に整理し、原因を特定し、処置を考えます。

一方、「見立てる」は、相手に向き合ってアプローチする意味を含みつつもややアバウトな部分を残しています。

様々な見方を重ね、複数の見方を同時進行で持ちながらアプローチします。

原因特定を当初目標にするのではなく、原因も探りつつも複数の目をもって対話を繰り返しつつ、”どうしたらよいか”という実際的な部分に力点を置いて関わっていくあり方です。

「診断」より「見立て」の方がふさわしい

身体的な病気のように、原因がはっきりしていて処置方法がはっきりしているものであれば、「診断」のほうがふさわしいでしょう。

しかし、えてして因果関係が明確なことばかりではありません。

特に「経営」はそのような要素が大きい。

数字に表れる定量的な要素に、必ず、数字に表れない定性的な要素が大なり小なり付随しているものです。

また、経営者の心理的要素によるところも大きいものです。

そのような場合においては、「診断」するように接するのではなく、「見立てる」接し方の方がふさわしいと感じています。

1つの話に対して、視点を2つ以上持つ

客観的に接するのではなく、相手との信頼関係を大事にしながら、相手の身になって一緒になって同じ風景・体験を見ようとし、一方で、客観的に考える視点も失わない。

完全にその人になりきるわけではなく、別の視点も持ってみる。

そのような接し方をすることによって、相手に「気づき」を持ってもらうことができ、結果的に相手に盲点があったことに気づいてもらうことができる場合があります。

2018年のMINIATURE LIFE展(長崎歴史文化博物館)にて

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