機械学習とは何か②

機械学習について。

目次

AI・ディープラーニングの全体像

  • 人工知能
  • 機械学習
  • ディープラーニングの基本・応用
  • ディープラーニングの研究
  • AIプロジェクト
  • AI社会実装に伴う法律・倫理

機械学習の手法

機械学習の目的は、「学習データをコンピュータに学習させることで、法則・パターンを見つけ、それに基づき新しいデータを予測する」というもので、それを実現するための具体的手法として、以下があります。

  • 教師あり学習
  • 教師なし学習
  • 半教師あり学習
  • 強化学習

教師あり学習(Supervised Learning)

  • 学習データ:「特徴量」+「正解ラベル」
  • 特徴量と正解とを結ぶ関係性(パターン)を見出し、予測値を正解に近づけるよう学習していく
  • 仕組みが理解しやすく、汎用的に利用されている
  • 「分類問題(classification)」
    各データの所属カテゴリを推定するタスク(データ群の境界線を見出す)
  • 「回帰問題(Regression)」
    →連続値を推定するタスク(最も誤差が少なく表現できる関数を見出す、過去から将来を推測する)

教師なし学習(Unsupervised Learning)

  • 学習データ:「特徴量」
    ※正解ラベルなし
  • 「クラスタリング」・「次元削減」により、データが持つ「特性・構造」を見出すよう学習していく
  • 特徴量を分析の軸としつつ、学習データそのものが持つ構造を見つけ出していく
  • 「クラスタリング」→データをいくつかのクラスタに分ける(例:K-means法)
  • 「次元削減」→データを低い次元に圧縮し、重要部分を際立たせていく(例:主成分分析)

半教師あり学習

  • 「教師あり学習」+「教師なし学習」
  • 正解ラベルのついているデータと、正解ラベルのついていないデータとの両方を用いる
  • 一部データの正解ラベルを用い、残りデータのラベルを事前に予測→すべてのデータを統合していく
  • 正解ラベル付きデータを十分に用意できない場合
    正解ラベルを付けるコストを削減したい場合
  • 教師あり学習と比べると、精度は低くなってしまう

強化学習(Reinfocement Learning)

  • 与えられた条件のもとに、エージェント(プレイヤー)が最大限の「報酬」を獲得すべく、行動を最適化していく

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