小さな店が顧客の心をつかむための集客について考える⑥

長く愛される店ほど、自らのお客様を明確に「選んで」います。無理な集客をやめ、相思相愛の顧客だけで経営を成り立たせるための「我慢しない経営」について。

中谷嘉孝著「リピート率90%超!あの小さなお店が儲かり続ける理由」(株式会社クロスメディア・パブリッシング)を参考として。

目次

お客様を選ばないと、お客様からも選ばれない

多くの経営者は、お客様を選り好みしてはいけないと考え、来るもの拒まずの姿勢をとりがちです。

しかしながら、小さな店が生き残るための真実は実に逆説的で、「お客様を選ばないということはお客様からも選ばれない」ということに等しいのです。

「誰でもいい」は「誰からも愛されない」

すべての人に好かれようとするお店は、結果として、誰にとっても「特別な店」になり得ないことになります。

選り好みこそ誠実さの証

お客様を選ばないことということは、お客様を大切にするということにはなりません。

なぜなら、そこに「共通の価値」が見出せないためです。

商売の原点は「価値交換」であって、その店でしか手に入らない価値を本当に必要とする人に提供してこそ、最も幸せな相思相愛の関係が成り立ちます。

価値観の不一致は双方の不幸

お店が大切にしている価値観を共有できないお客様を受け入れることは、そのお客様にとっても満足度が低く、また既存の大切なお客様の居心地をも悪くしてしまいます。

「私たちのお客様はこういう方です」と旗を掲げることが、お客様から選ばれるための第一歩になります。

「現実vs理想」→「現実=理想」

経営において、「理想と現実」は対立するものだと考えられがちですが、貫き通すことで、「理想=現実」になります。

経営においては、とにかく「相性」がすべてです。

相性の合わない相手と無理に付き合っても、どちらかが我慢することになり、長続きしません。

我慢しない経営

自分を偽って集客することは、ビジネスを、経営者の魂のこもらない、単なる”集金活動”に変えてしまいます。

楽しさが成功への近道

自分の気持ちに正直になり仕事を楽しむことこそが、結果として、成功への近道となります。

ありのままを伝える

売り手がありのままの自分を正直に伝えて、それに共感する買い手に対して、最大限の価値を提供する。
このことが根本であると考えられます。

自分が自分らしくあり続ける、自分の旗の下に集まる人に真摯に向き合う

究極の集客とは、集客活動そのものをしなくてもよくなる状態ですが、それを実現するために最も大切なマインドセットが、「自分らしくあり続けること」です。

最終的に目指すべきゴールは、お客様にとって「代えのきかない存在」になることで、近隣に競合店ができようとも世の中が不景気になろうとも、あなたが提供する独自の価値を必要とする人は必ず存在します。

自分の旗の下に集まってくれた人たちだけに真摯に向き合っていくこと、自分らしくあり続けて共感してくれるお客様だけを大切にすることこそが、小さな店が長く儲かり続けるための秘訣であると考えられます。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

長崎で活動する
税理士、キャッシュフローコーチ

酒井寛志税理士事務所/税理士
㈱アンジェラス通り会計事務所/代表取締役

Gemini・ChatGPT・Claudeなど
×GoogleWorkspace×クラウド会計ソフトfreeeの活用法を研究する一方、
税務・資金繰り・マーケティングから
ガジェット・おすすめイベントまで、
税理士の視点で幅広く情報発信中

目次