インパクトより「説明」

”広告”というと、CMなどをイメージしがちですが、そうでなくとも良好な方法は考えられます。

岡本達彦「「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法」(ダイヤモンド社)を参考として。

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大手とは違う道を探す

”広告”というと、なんとなくCMなどをイメージしがちです。

15秒・30秒という短い時間に、大きなインパクトを作り出す技術は、実にすさまじいものがあります。

しかし、CM制作には莫大な費用がかかります。

また、大手とは異なり、中小企業の場合、大規模に拡散する必要性もありません。

費用がかけられなければなかなかよいCMはできませんし、中小企業でCMを制作するということはなかなか現実的でない面があります。

「規模」より「説明」

業種にもよるかもしれませんが、お客様にとっては、商品購入にあたり、CMのような「規模」を活かした広告物よりも、実際にその商品が自分のニーズを満たしてくれるかどうかの「説明」の方が、決め手に繋がりやすかったりもします。

実際、多くの型通りの商品説明よりも、1つの利用者の口コミの方が、お客様の購入意思決定に大きな影響を与えたりもします。

”広告”という言葉で連想させられる派手なイメージにとらわれすぎずに、自社に来て欲しいと思うお客様に対し、より深く刺さるような「説明」を考えたいところです。

その「説明」を、LP・チラシ・SNSなどに乗せるだけで、しっかりとした反応が返ってくる可能性は十分にありえます。

言語化、ビジュアル化、実例には迫力がある

上記の”説明”にあたっては、「言語化」「ビジュアル化」「実例」といった点が大きなポイントになるといえます。

言語化

”言語化”というと難しく感じますが、ポイントは絞られてきます。

「お客様から質問されそうなこと」を言語化する

お客様が購入検討時に、お客様からこれまで実際に受けた質問というものは、”お客様が購入の意思決定をするにあたって解消しておきたいと感じたこと”の集大成と言い換えることができます。

これまでお客様から受けた質問や、お客様から質問されそうなこと思い浮かべて挙げていくことは、売り手として手が届きそうです。

”あらかじめ説明”をうまく使っていくことで、大手に比べて劣っていると思われるお客様への安心・信頼をカバーすることができると考えられるほか、お客様のイメージと自社が提供できることとのミスマッチを防ぐ・無用なハードルを下げる、といったメリットもあります。

「誰にとってどういいのか(自社の強み)」を言語化する

どのような状況にある誰かに、どのようによい効果をもたらすのかを明確にすることによって、「自社の強み」を言語化していくことができます。

こうすることにより、「お客様になれそうな人なら誰でもいいです」という(焦点のはっきりしない)メッセージ性よりも、「このようなお客様を求めています」という明確なメッセージ性を発信していくことができます。

ビジュアル化

「写真」「イラスト」といったビジュアルは、言葉よりも大きなインパクトを残します。

一見したときの情報量が多いのだろうと思います。

例えば、使用前・使用後の写真を並べるだけで、大きな説得力を持たせることができます。

写真はスマホでもかなり精度の高いものが撮れるようになってきていますし、イラストであればインターネット上に無料のものも多く出てきています。

実例

CMで示す”イメージ”よりも、実際の事例の方が、大きな説得力を持っています。

「実例」のほか、「お客様の声」といったものを有効に活用していきたいところです。

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