AIと特許権との関係について。
目次
そもそも特許権とは
- 特許権とは、アイデアを保護する法制度
- 特許権により、そのアイデアを排他的・独占的に利用することが可能
- 第三者は、特許権者からライセンスを受けないと、そのアイデアを使うことができない
- 特許アイデアを利用する→「実施権を付与される」
- 「通常実施権」→他の第三者にも実施権の付与を行う
- 「専用実施権」→独占的排他的な権利を付与し権者自身も実施できない
特許権により保護されるアイデア
特許法は、自然法則を利用した発明のうち、以下を主な要件としている。
- 産業上の利用可能性
- 新規性
- 進歩性
- 特許権は、特許庁に出願し、特許庁の審査・登録を受けて、権利として成立する
⇔著作権(登録など不要で権利を取得できる創作等における権利) - 「先願主義」→先に出願した者に特許が与えられる制度
- 特許法の定め→従業員が職務に関して行った発明につき、一定の場合には、特許権は使用者である企業等に帰属する
- 契約・就業規則等において、使用者があらかじめ特許を取得す旨を定めておくことで、法人が特許権を取得することができる
(適切な対価を従業員に支払う必要あり)