経営戦略を競合と比較してみることで、自社が差別化に向けてどのように進むべきかが見えてきます。
佐藤義典著「経営戦略立案シナリオ」(かんき出版)を参考にして。
目次
経営戦略の5要素
経営戦略に必要なこととして、佐藤義典著「経営戦略立案シナリオ」(かんき出版)によると、以下の5要素が重要と解説されています。
- 戦場・競合(Battlefield)
- 独自資源(Asset)
- 強み・差別化ポイント(Strength)
- 顧客(Customer)
- メッセージ(Selling Message)
自社の経営戦略、競合の経営戦略
まずは自社の経営戦略5要素を整理した後、競合の経営戦略5要素を整理してみると、客観的に比較することが可能になります。
この場合の競合は、”同業他社”ではなく、”顧客から見た選択肢の束”という視点で考え、幅広く取る必要があります。
比較して、差別化の方向性を考える
自社の経営戦略と競合の経営戦略を比較してみると、差別化の方向性を考えることが可能になります。
- 競合は誰かを再確認することができる
- どの顧客をターゲットにするか(どの顧客をあきらめるか)
- 差別化するための「独自資源」をどのように育てていくか(→設備投資計画、人材育成計画)