融資申請のための必要書類をいかにスムーズに過不足なく揃えることができるか。
諸留誕著「顧問先の銀行融資支援スキル 実装ハンドブック」(日本法令)を参考にして。
目次
融資申請のための必要書類
融資申請のための必要書類のうち、登記簿謄本などすぐに揃えられるものとは別に、作成が必要であらかじめ準備を進めておいたほうがよい書類があります。
具体的には以下のようなものです。
- 決算書
- 試算表
- 資金繰り表
- 借入金一覧表
- 融資申込書
追加であると望ましい書類
上記以外に、追加であると望ましいと考えられている書類は以下です。
- 会社概要
→銀行担当者変更時に確実に基本情報を引き継いでもらうため
(会社名、所在地、連絡先、HP、代表者名、事業内容、商品、設立日、沿革、資本金、主要株主、役員一覧、従業員数、主要取引先、関連会社) - 組織図
→組織構造を明確にする、コンプラ意識のアピール - 商品パンフレット
→ビジネスモデルを明確にする - 取引先一覧表
→安定取引先、必要運転資金のアピール
(同時に、締日・入金日/支払日も明記) - 在庫一覧表
→架空在庫・不良在庫がないことアピール - 受注書、受注見込みリスト、商談中のメール
→売上見込みの裏付け - 経営計画書
→作成していること・モニタリングしていることがキーとなるため - キャッシュフロー計算書
→中小企業での作成は稀のためアピール材料になる - 実態貸借対照表
→こちら側で実態貸借対照表を作成して提示して答え合わせしてみる - ローカルベンチマーク
→経済産業省が出している事業性融資の資料となるツール