【ChatGPT活用事例】飲食店のインバウンド対応英会話練習から海外トレンド調査まで。インバウンド集客をAI活用で現実にしていく

ChatGPTを活用して接客英会話トレーニングと海外トレンド調査をパワーアップさせるChatGPTの活用事例。

目次

ChatGPTなどのAI活用の提案

飲食店において、インバウンド対応もひとつの課題といえます。

一方、「人手不足」「語学力」「海外トレンドとの格差」といった課題も現にあります。

かといって、高額なコンサルティングや専門スタッフの雇用は、多くの店舗にとっては、なかなか現実的ではありません。

今回、ChatGPTを活用し、これらの課題への現実的な対応策を考えて導入提案してみました。

ChatGPTは単なるチャットボットではなく、使い方次第で「優秀な語学講師」にも「敏腕な海外リサーチャー」にもなり得る、強力なビジネスパートナーとなりえます。

レストランの課題を解決するChatGPT活用提案

ChatGPTで接客英会話のトレーニング

課題

インバウンド客への英語対応を強化したいが、研修の時間を確保するのが難しい。

提案内容

ChatGPTの「Advanced Voice Mode」を用い、いつでもどこでも超低コストで実践的な英会話トレーニングが可能。
※時間も場所も自由で、相手は人ではないので気兼ねする必要もありません。

具体的な方法

毎回、常に前提やプロンプトを伝えるのは大変です。

かといって、GPTs(カスタムGPT)ではAdvanced Voice Modeを使うことができません。

そこで、ChatGPTの「パーソナライズ(カスタマイズ)」機能を使って、特定のキーワードを言うだけで練習を始めることができるようにします。

  1. ChatGPTアプリの左「=」の「自分の名前」欄をタップ、「パーソナライズ」から「ChatGPTをカスタマイズする」を開く
  2. 「ChatGPTにどのような特徴を求めていますか?」に、以下を入れておきます。

私がAdvanced Voice Modeを使うときに、「英会話の練習お願いします。」と言ったら、以下のシチュエーションであることが前提です。毎回、冒頭に、以下の前提を確認のために毎回必ず私に伝えてください。
#前提シチュエーション
私はレストランのホール・シェフ役で接客を行います。英語のみ話せるお客様が来客したときのために英会話の練習をしたいです。あなたは、レストランに来店した英語しか話せないお客様として振る舞って、私の英語対応をトレーニングしてください。フォーマルなレストランですのでフォーマルな英語表現を教えてください。

この設定をしておけば、次回からはAdvanced Voice Modeで「英会話の練習お願いします。」と言うだけで、ChatGPTが自動的に練習相手になってくれます。

AIは言語の壁を壊す!ChatGPTで世界のレストラントレンドを掴む

課題

海外のレストランや食に関するトレンドや最新情報を得たいが、言語の壁や情報収集の手間が障壁となっている。

提案内容

ChatGPTの優秀なモデル「o3」(2025年7月時点)で「Web検索」もできるため、ChatGPTを「超有能な海外トレンドリサーチャー」にする。
※多少時間がかかってもより幅広く深い事例収集を依頼したい場合は「DeepReserch」も活用。

具体的な方法

以下のような質問を投げかけると、ChatGPTが世界中のWebサイトから情報を収集・分析し、日本語でまとめてくれます。

デンマークのレストラン「Noma」の最近の活動や受賞履歴と、それに対する海外の有名な評論家やお客様の評価や論調やレビューで良質なものを日本語にまとめて教えてください。また、お客様のどのような感性がトレンドといえ、示唆的であり、参考になりうると考えられますか?具体的な行動や環境づくりに落とし込める形で、ポイントを提案して。

これを活用することで、メニュー開発やお店のコンセプト設計に繋がる質の高い情報を、海外のトレンドを踏まえて手に入れることが可能になります。

AIは「業務効率化」だけでなく「価値拡大」でも活用できる

今回の事例は、AIが持つ可能性のほんの一部に過ぎず、ChatGPTをはじめとするAI技術は日々進化していることから、今後も飲食店の現場においても活用できる場面はさらに増えていくと思われます。

AIというと「業務効率化」の文脈で語られがちですが、「価値拡大」でも活用することが可能です。

当事務所では、こうしたAIの進化を常に注視し、テクノロジーの力と現場のニーズを結びつけることで、お客様が抱える課題を解決するため、今後も効果的なAI活用提案を行っていく予定です。

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