クラウドやスマホなどの登場、さらにはGPUやウェアラブル端末や5Gなどの登場により、物理的な時間・手間・負担がゼロとなるゼロフリクションワールドに移行していると考えられています。
西口一希著「実践 顧客起点マーケティング」(翔泳社)を参考にして。
目次
ゼロフリクションワールドとは
ゼロフリクションワールドとは、西口一希著「実践 顧客起点マーケティング」(翔泳社)によると、物理的な時間・手間・負担がゼロとなる状態と説明されています。
現在のクラウド・スマホなどによりネット上で情報が飛び交っている時代に先には、以下のような要素が入ってくることにより、ゼロフリクションワールドになると考えられています。
- AI
- ディープラーニング
- IoT
- ビッグデータ
- GPU(画像処理半導体)
- 5G
- ウェアラブルデバイス(スマートグラス)
このゼロフリクションワールドとは、物理的な時間・手間・負担がゼロに近づくとするものです。
具体的には、切符を買う・料金を支払う・支払いのためにカードやスマホをかざす、時刻表を調べる・乗り換えを調べる、行き先掲示板を見る、階段を下りる、待つ、並ぶ、タクシーを探す、電話予約など、これらがどんどん解消されているというものです。
今後の傾向
- マーケティングを考えるには、急速に変化している今の顧客の現実を把握し、次の変化を早期に読み取るしかない
- 自社サービスにおいて、スマホのなかに事業に関する情報発信があるかどうかを把握する(なければ若年層は認識すらしていない)
- テレビの”受け身”とは異なり、スマホ経由の情報アクセスは自発的
- スマホは画面が小さいからか、情報の取捨選択が速い
- スマホにおいては、情報は誰かに与えられる”受け身”ではなく、みずから瞬時に取捨選択している
(テレビと異なり、興味のないネットCMはスキップされる) - スマホ経由の情報・メディアは多種多様
- 個人の興味により、流れてくる情報は変わる