相手のことに興味を持ち、相手を認めることによって、相手に重要感を持ってもらうことができます。
D・カーネギー著「人を動かす」(創元社)を参考にして。
目次
渇望
D・カーネギー著「人を動かす」(創元社)において、人間の”根源的な欲求”として、以下のことが紹介されています。
人間は、誰でも周囲の者に認めてもらいたいと願っている。自分の真価を認めてほしいのだ。小さいながらも、自分の世界では自分が重要な存在だと感じたいのだ。見えすいたお世辞は聞きたくないが、心からの賞賛には飢えているのだ。
D・カーネギー著「人を動かす」(創元社)より
重要感を持ってもらう
上記のように、人間の根源的な欲求が上記であると分かると、他人との関係性を構築するにおいて、何をすべきかが見えてくるようになります。
大英帝国の政治家ディズレーリの言葉として、以下のものも紹介されています。
人と話をする時は、その人自身のことを話題にせよ。そうすれば、相手は何時間でもこちらの話を聞いてくれる。
D・カーネギー著「人を動かす」(創元社)より
相手に動いてもらうには、相手に重要感を持ってもらえることが何よりも要となります。
心から認めること
上記の言葉どおり、それはお世辞では逆効果です。
相手のことに心から興味を持ち、相手の話に耳を傾け、相手の関心のありかや大事にしていることを知り、その大事にしていることを自分も大事にすること。尊重し、賞賛すること。
相手との関係性において、これを行うよう心がけるだけで、相手に重要感を持ってもらうことができ、関係性をより豊かなものにしていくことができます。