誰しも、自分の心のなかでひとりごとを呟いているものです。
ケイト・マーフィ著・篠田真貴子監訳、松丸さとみ訳「LISTEN」(日経BP)を読んで考えたこと。
目次
心のなかでひとりごととは
誰しも、自分の心のなかで、ひとりごとを呟いています。
この心のなかのひとりごと、身近な他者の声を内在化させているともいわれています。
両親・兄弟・友人・配偶者・上司・先輩など、身近な人とのやりとりを模した内的な葛藤を行っているとされます。
ということは、よく接する他人の話に耳を傾け、対話していると、それが自分のなかのひとりごとの口調や質を決めるということになります。
自分の心のなかのひとりごとは、どのようなものか
自分の心のなかのひとりごととは、どのようなものか。
- 誰を思い出させるか?
- 何を言ってくるか?
- 状況によって変わるか?
- 親しげか?
- 批判的か?
自問自答することで、物事の思案のしかた、状況をどのように解釈するか、道徳的な判断をどのように下すか、問題をどのように解決するかといったことに影響するとされています。
他人のよい点を見るか・悪い点を見るか、自分の長所を見るか・短所を見るかといった自分自身のあり方にも影響を与えるといわれています。
置き換える
この”自分のなかのひとりごと”、置き換えることも可能と考えられています。
ネガティブな”内なる声”を、親切でオープンなものに変えることも可能とされます。
そのためには、今の”内なる声”を、身近な誰かをモデルにすべく親密に接することで、置き換えることもできるとされます。