何との”差別化”かを明確にする

事業において、”差別化”といわれますが、何との差別化なのかを意識しておきたいところです。

佐藤義典著「マーケティング戦略 実行チェック99」(日本能率協会マネジメントセンター)を参考にして。

目次

何と差別化するのか

事業において”差別化”という言葉、よく聞きます。

しかしそもそも何と差別化すべきなのかを整理しておきたいところです。

何と差別化すべきかといわれれば、それは「競合」ということになります。

まずは、自社の競合はどこなのかを(同業他社とは限らず)消費者視点で考えてみることが必要になります。

そのうえで、その競合に対して、差別化できているかのかどうか。”自社だけにできる価値”は何なのか。

また、小売業の場合、リアル店舗とは別に、インターネット販売なども行う場合には、その競合は変わってくるかと思います。

インターネットの場合、全国のオンライン店舗が競合になり得るため、リアル店舗とは別の視点で競合を考える必要があります。

差別化できているか確認する

自社が差別化戦略を立てたとしても、それが有効かどうか検証が必要です。

競合はどう捉えるか

競合が、”その分野では御社に勝てない”と思うかどうかを想像してみると、強度の確認ができます。

消費者はどう捉えるか

消費者が、”その分野では他社よりも御社”と思うかどうかを想像してみると、強度の確認ができます。

実際に、消費者にとって”感じることができない差”程度であれば意味がないということになります。

ターゲットに対して有効か確認する

自社の差別化戦略がターゲットに対して有効か、検証が必要です。

ターゲットと考えている消費者層が、手軽さを求める消費者層なのか、品質を求める消費者層なのか、オーダーメイドを求める消費者層なのか。

自社に来て欲しいと考えている顧客層と、自社の商品の差別化戦略とがマッチしているかどうかも考えてみる必要があります。

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