ロゴマークは必要か

結論からいえば、ロゴの有用性・必要性を大きく感じています。

開業時、事務所のロゴをプロの方にお願いして作成して頂きました。1年経ち、ロゴに関して感じたこと。

目次

当事務所のロゴ

当事務所のロゴは、以下のようなものです。

私の好きな植物である「ローズマリー」「ラベンダー」「オリーブ」の花言葉から少し意味を転じまして、私の経営の理念である「誠実(sincere)」「社会調和(harmony)」「信用(trust)」(それぞれの頭文字を“Sakai Hiroshi Taxoffice”ともリンクさせております。)を示しており、それらを掛け合わせていく(「+」「-」「×」「÷」)ことによって、お客様の事業を支えていくという意味を込めております。

「当事務所について」より

自分なりに、ロゴマークをとても気に入っています。

極端な話、自分の子どもかのように愛着を持てています。

自分の表現したいこと・世界観が凝縮されていると感じています。

有用性・必要性を感じた3つのこと

自分のすべてがひと目で表現できる

自分が好ましいと思うもの・理想的なあり方・提供したい価値を形・色に視覚的にまとめた、いわば「シンボル」といえます。

プロのデザイナーさんに作成して頂いたので、自分の頭のなかをとてもうまくデザインに落とし込んで頂くことができたと感じています。

自分のイメージをシンボル化したものがあると、安心します。

心理的にということもありますが、もっと具体的な面でそれを感じます。

当初は特に、自分の事務所のことや事業のことについて、「口下手なのでうまく言葉で伝えられないのではないか」という懸念がありました。

また、例えば、名刺交換の際やお仕事のお話を頂いた際、”自分の事務所のことや業務内容がうまく説明できない・説明できなかった…”という思いが残ったらどうしよう、といった懸念もありました。ただ言葉で語るにも限界があります。

また、お仕事の話で相手のお役に立とうと考える場面であればなおのこと、相手の”お困りごと”が何なのかを聞くことに徹するので、自分の事務所のことを話すにはおのずと時間的な制約もあります。

そのような意味でも、名刺やHPにロゴデザインがあると、

”自分がどのような世界観を持っていて、どのような気持ちで相手のお役に立ちたいと思っているか”

といったことを、相手に一瞬でイメージとして印象づけることができるロゴマークは、特に口下手な私にとっては、特に心強く感じました。

唯一無二の”顔”(=差別化)

ロゴマークは唯一無二のもので、まったく同一のものはないと言ってよいかと思います。

つまり、「他社との違いが何か(=差別化)」を示すものといえます。

業務内容などのの差別化は自社で考えることもできますが、その”内容”にたどりついてもらうためには、入り口の部分で、まず”違いを感じてもらえる”仕組みがある方が、その後の流れもスムーズです。

自社の差別化を考えるには、内容面の言語化・整理もさることながら、ごく入り口の部分では、「ロゴマーク」もひとつの取り組みやすい差別化への手法だと考えます。

経営判断の軸となる

事業を行っていると、日々たくさんの情報に触れることになります。

動く金額も大きくなりますし、個別個別に判断していると、”自分の軸に合っているかどうか”が時々分からなくなる場合もあります。

何を選び、何に集中するか、何を捨てるか。

このような経営判断のとき、”自分の軸に合っているだろうか?”と感じたとき、自分のビジョンやミッションのシンボルである「ロゴマーク」に立ち戻って考えることができます。

あれもこれも、とはいきません。

迷った挙げ句、選ばない、という選択もありえます。逆に、積極的に選ぶ、という選択もありえます。

制作過程

案から完成まで

STEP
デザイナーの方との打合せ

作成にあたっては、プロのデザイナーの方と複数回打合せし、自分が考える理想的なあり方・目指しているもの・好きなもの・嫌いなものなどを伝えました。

STEP
案1

第1段のロゴ案です。

この時点では、妻などの周囲の意見は右側の方がよいという意見がありました。

シンプルで、広告物などに掲載された場合に企業イメージとしてのインパクトもあり綺麗に映えそう、という声。

ただ、自分としては、よりデザイン性が高く、他にないようなものがよいように感じ、左側を好ましく感じていました。

また、文字フォントに関しては右側のしっかりした感じが好みであったのと、”事業を支える”というイメージをもっと強く出したいという気持ちもありました。

STEP
案2

デザイナーの方に上記を伝え、”事業を支える”という点を、しっかりとした「根」という形で表現することになりました。

こうして出来たのが案2です。

周囲の友人の意見では、右が一番よいという意見が比較的多かったです。

一方、自分としては、一番右ではデザイン性が高すぎて全体がふんわりしているような気がして、左と真ん中とでかなり悩みました。

最初は真ん中の方がよいような気もしていたのですが、ロゴマークとして見た場合、「S」の感じがよく出た左がよいと感じ、一番左で決定となりました。

STEP
完成!

制作をお願いしたデザイナーさん

株式会社リアルスタンダード政木俊幸様にデザインして頂きました。

※お問合せは、政木様のTwitterのDMより

結論

ロゴマークというと、言葉で表現できない”イメージ”のものであるがゆえに、目に見える形で言葉としてのリアクションを得る機会も多くなく、”必要だろうか?”と思うこともあります。

しかし、この”言葉で表現できない”という点がポイントだと思っています。

実際、自分が買い物する側として考えたときに、このロゴマークというものは、印象として大きく左右するものであることに気づかされます。
(例えば、スターバックス、マクドナルド、ユニクロなど)

結論:「あってよかった!

一意見ですが、これに尽きます。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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