「登場人物」は、主人公にとってきっかけ・必要するものを表している

谷本理恵子著「プリンセスマーケティング」(インプレス社)を参考にして。

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ヒーロー型、プリンセス型のストーリー

カスタマージャーニーには、「ヒーロー型」と「プリンセス型」があり、それぞれにおいて、以下のような違いがあるとされています。

  1. ストーリー
  2. 登場人物の設定
  3. モチベーション
  4. 意思決定の中身
  5. 何を信じるか
  6. 関係性の築き方
  7. 未来の見せ方

ヒーロー型における設定・登場人物

  • 「外部からの評価」が目標であることから、課題が客観的で明確
  • 道筋は、目の前の課題(敵)に打ち勝ち、レベルアップしていくこと
  • レベルアップできるかどうかという論理が先行
  • テーマは、「努力し、レベルアップすること」
  • 新しい自分像は「パワーアップした自分」
  • 結末は、「現在の延長」
  • きっかけを与えてくれる登場人物(キーパーソン)は、「賢者」「アドバイザー」「冒険へ送り出してくれる人」
  • 敵は、目標(ボス)へ向かう中途にいる「妨害者」
  • 問題は、より強い自分を手に入れられるかどうか
  • 仲間は、「同志」「良きライバル」「経験を共有してくれる者」

プリンセス型における設定・登場人物

  • 「内面における満足(より私らしく)」が目標であることから、課題は主観的で曖昧
  • 道筋は、”より自分らしい”と強く感じることができるかどうか
  • ”より自分らしい”と感じることができる感情が先行し、理屈は後からついてくる
  • テーマは、「不便」「束縛感」「違和感」「欠乏感」からの解放
  • 新しい自分像は「より自分らしい自分」
  • 結末は、「自分の力で新しい人生を選ぶ(現在の延長ではない)」
    ※本来の自分になり、自分らしい人生を生きること
  • きっかけを与えてくれる登場人物(キーパーソン)は、「魔法使い」「王子様」「過去のしがらみを断ち切ってくれる人」
  • 敵は、「現実世界へ押し戻そうとする抑圧者」「現状へ引き戻そうとする誘惑(情、裏切り、絶望、思込み)」「新しい世界へ生きる決意を妨げる試練」
  • 問題は、自信のなさ、これまでの自分を捨てられるかどうか、自分は本来こうあるべきだという確信を持てるのか
  • 仲間は、「精神的なサポートをしてくれる伴走者」「共感的な人」「(非力であっても)自分の緊張を解いてくれる存在」「感情を共有してくれる者」

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