「意思決定の”中身”」が客観的か主観的か

谷本理恵子著「プリンセスマーケティング」(インプレス社)を参考にして。

目次

ヒーロー型、プリンセス型のストーリー

カスタマージャーニーには、「ヒーロー型」と「プリンセス型」があり、それぞれにおいて、以下のような違いがあるとされています。

  1. ストーリー
  2. 登場人物の設定
  3. モチベーション
  4. 意思決定の中身
  5. 何を信じるか
  6. 関係性の築き方
  7. 未来の見せ方

ヒーロー型における「意思決定」

  • 買い物の醍醐味=しっかり吟味して、最高のものを手に入れること
  • 比較検討し、選ぶ
  • 事前に徹底的に比較検討して絞り込むまで動かずお店に行くときはほぼ決めた状態
  • 性能を比較し、最高の選択肢であることを論理的に証明することが求められる
  • 正しい選択をするために役立つ客観的な情報を重視する
  • 性能比較のための数値データが重要
  • 買い物の際、店員の対応が多少悪くともあまり問題にしない
  • ”客観的な最高”を好む
  • なぜこれが最高の選択になるのか、客観的に証明される必要がある
  • プロが持つ「特別な情報」に価値を感じる
  • ランクが徐々に上がる物語を生きている

プリンセス型における「意思決定」

  • 買い物の醍醐味=自分に合う運命の商品と出会うこと
  • 偶然の出会いを楽しむ(買い物全体としての満足感を楽しむ)
  • 現実での違和感・欠乏感・渇望感を解消してくれるものを常に探している
  • 「とりあえず試してみたい」という感覚で購入する
  • 主観的な基準(自分のしっくりくるか、似合うか)で判断する
  • より主観的に具体的に体感できる数値データが重要
  • 買い物の際、店員の対応が悪いと、「体験」の質が悪くなり満足度が著しく下がる
  • いかに信頼され、強固な信頼関係が築けるか
  • 比較するというよりも、”自分に”どう役に立つのか
  • ”主観的な最高”を好む
  • いかにワクワクできるか、抵抗感なくすんなり納得がいくか
  • 直感的に”自分にとっての本物”と感じられるか
  • 「自分の中での納得度」で決まる
  • 主観的ゆえに、最終的な判断に自信が持てないままになりがち
  • プロの「経験と勘に基づく提案」に価値を感じる
  • 一度の購入でも、お客様として特別扱いされる権利があると考える
  • 長く続けている人ほど優待される権利があると考えている

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