2024年10月に「生成AIパスポート試験」を受けまして、無事、合格しました!
受験を通じて感じたことをご紹介です。
目次
生成AIパスポート試験とは?
「生成AIパスポート試験」は、一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)が主催している、生成AIに関する基礎知識を証明する検定試験です。
AIや生成AIの成り立ちやトレンド、リテラシー・知的財産権の考え方・ガイドライン、プロンプティングなどまで幅広く概観することができる内容になっています。
- 受検時期:年3回(2月、6月、10月) ※受験期間中の希望時間で受検可能
- 開催形式:オンラインでの実施 (IBT方式、自宅で受験可能)
- 試験時間:60分
- 問題数:60問
- 受験資格:制限なし
- 受験費用:11,000円(税込) ※学生5,500円
- 合格率:75%前後 ※非公開だが、GUGAのお知らせで知ることが可能
私が受検した2024年第3回試験においては、3,733名が受験して2,828名が合格する結果となっており、合格率は75.7%でした。
過去試験においても、75%前後で推移しているようです。
シラバスと私が感じたこと
出題範囲は幅広く、浅く広い形で知識が問われます。シラバスは公式ウェブサイトに公開されており、定期的に更新されます。
以下は、シラバス(私が受検した2024年第3回試験までの旧シラバス)の項目と私の印象をまとめてみました。
シラバス項目 | 私の印象 |
---|---|
AI(人工知能) | ・AIの経緯・仕組み・種類についての知識です。 ・そもそも今の生成AIの誕生へとつながる部分の話であったり、基本用語の解説であったりでとても興味深く感じます。 ・仕組み、過学習、転移学習などAI特有の用語や内容は、これまで知らなかった新しい知識ではあります。 ・特有の略語があったりもするので、何の略かを考えながら勉強していくと頭に入りそうです。 |
生成AI(ジェネレーティブAI) | ・生成AIの系譜や技術、モデル、ChatGPTについての知識です。 ・特に生成モデルの系譜について、特有の略語があったりもするので、同じく何の略かを考えながら勉強していくと頭に入りそうです。 ・ChatGPTの進展など興味深く知ることができます。 |
現在の生成AI(ジェネレーティブAI)の動向 | ・テキストに限らず、画像、音楽、音声、動画など様々な形での生成形態や概要にやメリット・デメリットなどについての知識です。 ・それぞれの生成AIの特徴などをまとめながら学んでいくことになります。 |
情報リテラシー・基本理念とAI社会原則 | ・セキュリティ、リスク、個人情報保護、著作権などの知的財産権、肖像権、不正競争防止法、ガイドラインなどについての知識です。 ・法律などなので用語難しめですが、AI活用に際してとても重要なポイントでとても勉強になります。 |
テキスト生成AIのプロンプト制作と実例 | ・プロンプト、LLMでできること、不得意なことなどについての知識です。 ・実技や実際の活用シーンに近く、イメージがしやすく、興味深く知ることができます。 |
合格までの勉強について
使ったテキスト
これ1冊をやりこめば対応できました。
学習時間
21時間ほど(1日1時間×3週間ほど)
勉強方法(実際に行ってみた方法)
STEP
テキストを一読し、全体を把握
略語やまぎらわしい単語は、書き出したりして意味や違いを整理
STEP
問題集を解き、間違った問題はテキストで再度見直す
アウトプットとインプットを行き来しながら、知識の定着を図る
STEP
再度、テキストを読むこむ
情報の強弱や立体感が掴めるので、知識の定着が進む
STEP
公式LINEやChatGPTを使って問題を解く
受けてみた感想
税金や会計の知識はまったく役には立たない感じではあります。。まったくもって新しい知識内容です。
(税理士としてのアドバンテージはまるでないです。)
ただ試験勉強そのものの進め方は、どの試験にも通ずる部分はあります。
浅く広い知識を4択問題で出される形なので、確実に内容を抑えておけば大丈夫!という感じです。