トラックボールマウスとしては3代目、logicool「M575」の使い心地。
トラックボールマウスとは?
トラックボールマウスとは、通常のマウスと異なり、マウスを動かすのではなくトラックボールを動かすことでポインターを動かすマウスです。
トラックボールマウスlogicool「M575」、こんな感じです。
「M570t」→「MX ERGO」→「M575」
これまでもトラックボールマウスを使ってきていて、トラックボール歴5年になります。
M575へ移行して7ヶ月
そもそもトラックボールマウスは使いやすいか
そもそもトラックボールマウスが使いやすいかどうか。
個人的には、”トラックボールマウスは断然使いやすく、もはや普通のマウスには戻れない!”という感じです。
トラックボールでポインターを動かす楽さを覚えてしまうと、手首を動かしてポインターを動かすことが非効率に感じてもどかしくなります。
デュアルディスプレイ、トリプルディスプレイで仕事をすることが多いので、最小限の力で素早くポインターを動かすことのできるトラックボールマウスはとても効率的に感じます。
手首を動かさないので、その分、手の疲れも少ないです。
もちろん、最初は慣れが必要ですが、通常の操作には2,3日あればすぐに慣れました。
より慣れが必要だったのは、ドラッグ&ドロップで、”人差し指でクリックしたまま、右親指を動かす”ということが当初は違和感あります。
しかしそれも2,3週間あれば慣れてしまいます。
業種にもよるかもしれません。
親指でも十分に繊細な動きはしてくれるのですが、デザインなどより繊細な動作が必要な場面では、やはり親指には不向きなので、デザイン系の人には合わないかもしれません。
より多くの画面で特別繊細な動作が不要・スペースが限られているなどの事情のある業種であれば、トラックボールマウスは試す価値はあると思います。
- ポインターの動きが速い
複数のモニターを繋げ、トリプルモニター体制で仕事しているのですが、トラックボールマウスであれば親指の少ない操作でポインターが飛んでいくので、非常に早くポインターを移動させることができます。 - マウスを動かす領域が不要
マウスを動かさないので、マウスを置くスペースさえあればOKです。膝の上でもOKなのです。 - デザインなどの細かい作業が必要なときは不向き
親指もかなり繊細な動きはしてくれるのですが、通常のマウスに比べれば、繊細な作業は不向きです。
「MX ERGO」から「M575」へ移行したきっかけ
当初、Logicool「M570t」を使っていましたが、プレミアムブランドであるMXシリーズに属している「MX ERGO」に興味があり、独立をきっかけにそちらを使っていました。
価格も、「M570t」からすると、2.5倍ほどです。
マウスの角度を2段階調節でき、より手首の疲れをケアすることができます。
それから、ボタンもホイールもより質のよいものが使われていることが分かり、プレミアム感があります。
しかしながら、デメリットに感じることがありました。
- 充電式
電池要らずなのはメリットではあります。
ただ、充電が1週間程度だったので、ワイヤレスで使っていても、結果USBケーブルに繋いで充電しながら使うことになりました。
そのうちに、USBケーブルに繋ぎっぱなしで使うようになりました。
特に支障はないといえばないのですが、これなら電池式でもいいかな、とも思い始めました。 - 重い
これが最大のデメリットかもしれません。
重厚感があるのはよいのもしれませんが、意外とマウスの位置を微妙に調整する機会もあったりして、そのときに重さが気になりました。
外出時に持参することがたまにあるのですが、そのときにやはり重さが気になります。
デスクに備え付けて使うのが適しているといえます。
外出時にたまに持ち歩くというシーンであると、重さと充電式というデメリットは結構あります。
当初は外出用マウスとして「M575」を購入し、今はデスクでのマウスも同じものをと考えて、デスクのPCのマウスも「M575」に変更してしまいました。
「M575」の使い心地
「M575」は2020年秋に発売されたもので、「M570t」のアップデート版という位置付けのものです。
「M570t」からの改良点として、以下が挙げられます。
- 握り心地がより自然になった
→「M570t」よりも少し丸めになり、手のひらを当てる位置の安定感が増し、手のひら全体でホールドしているという感覚が改良された。 - クリックボタンの位置に角度がつき、より自然になった
→より人差し指・中指の位置に沿った改良がなされています。 - ボールの位置がより自然になった
→より親指の腹の位置に当たりやすいような改良がなされています。 - ボールの質感が変わった
→トラックボールのコーティングが改良され、親指の腹で操作しやすくなった。 - 乾電池の駆動時間が増した
→1つの乾電池で最長2年(「M570t」は1年半)持つようになり、よりバッテリーのことが心配不要になった。
上記の一つずつはちょっとした変化ではあるのですが、相乗効果を確実に感じるものでした。
そんなわけで、現在では、「M575」がメイン使用になっています。