事業者側は、お客様の”不安”に気づきにくい

お客様の”不安”をなくすことが、販売促進につながるとはいえ、事業者側は、かなり意識したり何らか工夫をしないと、お客様の”不安”には気づきにくいものです。

岡本達彦著「不安がなくなるとモノが売れる」(総合法令出版)を読んで考えたこと。

目次

お客様の”不安”と、事業者側の”意図”のズレ

お客様の”不安”と、事業者の”意図”にはズレが生じがちなものです。

例えば、岡本達彦著「不安がなくなるとモノが売れる」(総合法令出版)では以下のようなズレの事例を示しています。

お客様の不安
事業者の意図
  • 店外から店内が見えないので入りづらい
  • HPはきれいだが、購入方法(値段、連絡先、決済手段)のページが分かりづらい、もしくはそもそも記載されていない
  • 賃貸アパートを探す際、部屋が狭い物件では、収納が不安
  • 味に集中して食べてもらいたい、外から食べている姿を見られたくないかも
  • HPをおしゃれにしたい
  • 賃貸アパートで募集の際、できるだけ家賃を安く提供したいため、できるだけ狭く小分けにしている

ズレが把握できると、対策が考えられる

上記でズレがある場合、お客様の”不安”が把握できていれば、あらかじめ対策を取ることが可能になります。

例えば、「店外から店内が見えるようにする、店内を明るくする、看板を分かりやすくする、店外にメニューや写真を掲示する」、あるいは、「HPに、購入の基本情報は分かりやすく明記する」、あるいは、「間取りや写真を公開する、収納について具体的に説明する、実際に住んでいる人の声を載せる、お試しで住んでもらう、フリーレントを設ける」など。

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