西口一希著「マーケティングを学んだけれど、どう使えばいいかわからない人へ」(日本実業出版社)を参考にして。
目次
お客様にとっての価値を想像する
「お客様にとっての価値とは何だろう」と常に考えることが重要です。
トレーニングしようと考えると、必ずしも自社の場合だけではなく、他社など日常のあらゆるときに想像してみることはとても有用になります。
飲食店、スーパー、ショッピングモール、小売店、Amazon、楽天、広告、看板など、日常の様々な場面にて、以下のようなことを想像してみるとよさそうです。
- 誰がこの商品を購入しているのだろうか?
- どのような人がこの商品に高い価値を見出すのだろうか?
- その価値とは、どのような便益と独自性なのだろうか?
- この広告により、誰がどのような価値を感じるだろうか?
- 自分だったらどうするだろうか?
- 自分はなぜこれを買ったのだろうか?
代替可能な価値はないか
何気ない日常の習慣も、「なぜ自分はこれをしているのか」・「これは他のものに置き換えられないか」など、自分が日常的にお金・時間・体力・脳力を消費しているものを他の何かに置き換えられないかと考えてみることで、十分なトレーニングになると考えられます。
歴史の長い会社から学ぶ
歴史が長い会社は、”持続的にお客様に価値を提供できている”ともいえ、勉強になります。
「価値」とは時代とともに変わっていくものなので、歴史の長い会社ほど、時代にあわせて価値を作り変えたり、新たな付加価値をつけたり、新商品を作ったり、見せ方を変えたりしているものです。
これらを知ることで、”人は何に価値を感じるのか”という変遷を見ることができます。
変遷を振り返り、「人はどのような価値を求め、何に価値を感じ、価値がどのように変化してきたか」を知ることにより、人がこれから求める価値の創造へとつなげていくことができると考えられます。