【Claude活用②】「結局、何が決まったんだっけ?」をなくす。会議やチャットの決定事項をClaude Codeで1ページにまとめる

打合せが続いた週の終わりに「結局、あの件はどうなったんだっけ?」と振り返ろうとすると、チャットのスレッドや会議のメモ、メールのやり取りを行き来するだけで30分から1時間かかってしまうことがあります。決まったことは会話のあちこちに散らばっていて探しに行かないと出てきませんが、この拾い集めをClaude Codeに任せると、決定事項とやるべきことが1ページにまとまりそのままチームに共有できる形で返ってきます。

ひつじ・染谷昌利「あらゆる仕事が爆速化する Claude Code徹底活用術」(日本実業出版社)を読んで。

目次

決まったことは、会話の中に埋もれていく

振り返りに時間がかかるのは、会話が時系列だから

会話は、話した順に流れていきます。

一方で、あとから知りたいのは「何が決まったか」という結論のほうです。

結論めいたものが話の途中にぽつんと出てきたり、あるいは数日後に別の人のひと言でひっくり返ったりします。

そのため、決まったことを正確に拾おうとすると、結局スレッドを頭から読み直すしかなくなると考えられます。

会話の場はひとつではない

書籍ではSlackを例にしていますが、話し合いの場は会社によってさまざまです。

SlackやMicrosoft Teams、ChatworkやLINE WORKSといったビジネスチャットもあれば、対面やオンラインの会議のメモ、取引先とのメールもあります。

同じ案件でも、方針は会議で決まり、日程はチャットで決まり、金額はメールで決まる、ということは珍しくありません。

どこで決まったのかを覚えていないことも多く、振り返りの手間は場の数だけ増えていきます。

「議事録」と「決定事項リスト」は別物

議事録は、話し合いの経過を残すための記録です。

それに対し、あとから必要になるのは「何が決まったか」「誰が何をいつまでにやるか」という、いわば結論だけを抜き出したリストのほうです。

経過をすべて残すのは大変ですが、結論だけなら1ページに収まります。

この「結論だけのリスト」を作る作業こそ、Claude Codeに任せやすい部分です。

チャット・会議メモ・メールに散らばった決定事項が、じょうごを通って1ページの「決定事項リスト」にまとまっていく様子を示した図

Claude Codeに「決まったことだけ拾って」と頼む

まず、会話の記録を読める状態にする

Claude Codeには、普段使っているアプリとつなぐ「コネクタ」という仕組みがあります。

SlackやGoogleドキュメント、議事録を置いているGoogle Driveのフォルダ、メールなどをつないでおけば、Claude Codeが直接それらを読みにいけます。

読みにいけないものは、やり取りを貼り付けたり、議事録のファイルを作業用のフォルダに置いたり添付したりするだけでも十分です。

なお、取引先の情報や社外秘の数字をどこまで読ませるかは、社内のルールに沿って先に決めておくと安心です。

「4つの箱」を指定して頼む

頼むときは、対象の案件と期間、どの場を見てほしいかを伝えたうえで、次の4つに分けて拾ってほしいと指定します。

  • 決定事項
    話し合いの末に決まったこと。いつ・どの場で決まったかも添えてもらう
  • アクションアイテム
    誰が、何を、いつまでにやるか
  • 主な変更点
    方針・体制・スケジュール・予算など、以前の決定から変わったこと
  • 未決事項
    話し合ったものの、まだ結論が出ていない論点

あわせて、「テーマ別か時系列で整理」「1〜2ページに収める」「元の日付と場所を書き添える」「ファイル名に日付と案件名を入れて保存」といった仕上がりの形も伝えておくと、そのまま共有できるものが返ってきます。

返ってきたものは、気になるところだけ直す

送ると、4つの箱に整理された1ページのまとめが返ってきます。

「アクションアイテムの期限を整理し直して」「未決事項の論点をもう少し具体的に」のように、気になるところを追加で伝えれば、その場で書き直してくれます。

ここで大事なのが、各項目に元の日付と場所が付いていることです。

AIの読み取りが正しいか気になったときは、元の会話にすぐ戻って確かめられるため、まとめを鵜呑みにせずに済むと考えられます。

「決定事項」「アクションアイテム」「主な変更点」「未決事項」の4つの箱に整理された、1ページの決定事項リストのイメージ図

決定事項を残すと、チームの財産になる

自分の把握とチームへの共有が一度で済む

このやり方のよいところは、自分が状況をつかむための振り返りと、チームへの共有がひとつの作業で終わることです。

1ページにまとまったものを、そのまま関係者に渡せばよいからです。

会議に出られなかった人や、途中から案件に加わった人に経緯を説明するときにも、そのまま使うことができます。

節目ごとに残して、意思決定の流れをたどれるようにする

2週間ごと、月に1回など、節目を決めてまとめを残しておくと、日付入りのファイルが順に並んでいきます。

こうしておくと、半年後に「なぜこの方針になったんだっけ?」と聞かれても、いつ・どの場で・何が決まったのかを順を追ってたどることができます。

その場で流れていくはずだった会話が、あとから読み返せる記録に変わるということです。

場をまたいで横断すると、全体像が見えてくる

チャットだけ、会議だけではなく、複数の場をまとめて見てもらうこともできます。

月に一度「チャットと会議メモを横断して、先月の決定事項を洗い出して」と頼めば、あちこちに分かれていた意思決定がひとつのまとめに収まります。

決まったことを探しに行く時間が減る分、次に何を決めるかを考える時間に回すことができるようになります。

チャット・会議メモ・メールの3つの場を横断してフォルダにまとめ、7月・8月・9月の決定事項ファイルが時系列に積み重なっていく様子を示した図
白いテーブルクロスの上に置かれた黒い丸皿と、その上に並ぶ一口サイズの前菜の写真

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この記事を書いた人

長崎で活動する
税理士、キャッシュフローコーチ

酒井寛志税理士事務所/税理士
㈱アンジェラス通り会計事務所/代表取締役

Gemini・ChatGPT・Claudeなど
×GoogleWorkspace×クラウド会計ソフトfreeeの活用法を研究する一方、
税務・資金繰り・マーケティングから
ガジェット・おすすめイベントまで、
税理士の視点で幅広く情報発信中

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