「売る」というよりも「選ばれる」を考える(BtoB)

どうすれば売れるのかと考えてしまいがちですが、”お客様に選ばれるには”と考えることで、見えてくるものも違ってきます。

佐藤義典著「実践BtoBマーケティング」(日本能率協会マネジメントセンター)を参考にして。

目次

「売る」ではなく「選ばれる」で考えていく

端的にいえば、「売れないのは、選ばれないから」であると考えられます。

どうすれば売れるかと考えるよりは、どうすれば選ばれる理由を作ることができるのか・頼られる理由を作ることができるのか、と発想の転換をすることで、どのように工夫すればよいかが見えてくると考えられます。

「BtoC」と「BtoB」の違いを考える

「BtoC」とは「個人客向けビジネスのこと」で、「BtoB」とは「事業者向けビジネス」のことをいいます。

異なるのは、対象が個人客であるのか、事業者であるのか、という点になります。

ここには明確な差があると考えられます。

BtoBの特徴(BtoCとの対比)
  1. BtoBでは、高額・長期のものが多く、決裁者が複数いる。
  2. BtoBでは、上記の理由から決定まで時間がかかる。
  3. BtoBでは、高額・長期のものが多く、リスク感応度が高い(安心されないと選ばれない)

「BtoB」ではどのように考えていくべきか

競合・相見積りの対象となる他社はどこか
・お客様にとっての「他の選択肢の束」
=同業他社とは限らない
独自資源・強み・強み=選ばれる理由
・独自資源=強みが競合にマネできない理由
(独自技術、仕入ルートなど)
顧客・顧客は誰と定めるか(ターゲット)
・ターゲットによって、競合・強み・独自資源も異なってくる
メッセージ・「売り物」を作って「売り方」を考える
(提案書、セミナーなど)

上記の要素に、「一貫性」があり、かつ「具体的」ではじめて、お客様に選ばれることができると考えられます。

BtoBでの「売り物」と「売り方」

売り物
売り方
  • 商品・サービス
  • 品揃え
  • アフターサポート
  • 保証
  • 開発力・企画力
  • 仕入政策
  • 価格政策
  • 営業担当
  • 営業ツール
  • 営業管理
  • セールストーク
  • 代理店
  • 販売チャネル
  • コールセンター
  • 展示会
  • イベント
  • セミナー
  • 広告
  • HP
  • PR
  • 店舗・立地
  • 売り場

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