差別化戦略3軸のうち「商品軸」の方向性について。
佐藤義典著「経営戦略立案シナリオ」(かんき出版)を参考として。
目次
差別化戦略の3つの軸
佐藤義典著「経営戦略立案シナリオ」(かんき出版)では、差別化戦略を考えるには、”顧客の3つの欲求・価値”に基づき、同じく3つの軸に大別されるとされています。
- 手軽軸(価値:早さ・安さ・近さ・便利さなど)
- 商品軸(価値:高品質・最新)
- 密着軸(価値:自分仕様・カスタマイズ)
「密着軸」の2つの方向性
お客様個別個別に合ったサービス・提案をすることが基本となります。
個別顧客ニーズの追求
- 顧客のニーズを徹底的にヒアリングする・ご用聞き
- 顧客とのコミュニケーションを深め、関係を強化する
- 顧客に合った特別カスタマイズ
- 価格は高め
- データベースマーケティング
- 購入履歴から顧客の嗜好を掴み、次の適確な提案を行う
- リレーションシップマーケティング(顧客関係深耕マーケティング)
- 頻繁にコミュニケーションを行い、リピートオーダーに注力
- 昔の魚屋・八百屋のイメージ(顧客の顔、名前、家族構成、その好みを把握し、コミュニケーションを取りながら最適の商品を提案)
- 顧客個別に、それぞれの好みの提案を行う
- 顧客の要望に実直に応えていく
- 顧客の声に地道に応えて確実にファンを増やしていく
- お客様の欲しいものを全力で揃える
カスタマイズ商品開発の追求
- 顧客それぞれの思い通りのものを作る
- 顧客が部品を買うことでカスタマイズできる
- 販路・チャネルは限定的(そもそも大量販売できない)
- カスタマイズできる専門店
- 顧客は限られ、リピートが多い
- ワン・トゥ・ワン・マーケティング
- 口コミ重視
- マスカスタマイゼーション(セミオーダー)
- わがままに合わせる