自社は”何屋か”は顧客が決める

自社は顧客にどのような価値を提供しているか、競合はどのような会社なのかということは、顧客が決めることになります。

佐藤義典著「経営戦略立案シナリオ」(かんき出版)を参考として。

目次

競合は、”顧客の心に浮かんだ選択肢”

自社にとっての競合は誰か。同業他社なのか。

同業他社とは限らないものです。

競合とは、”顧客の心に浮かんだ選択肢のすべて”と考えられます。

なぜなら、顧客は自分が欲しいと思う・得たい価値が得るための選択肢として、会社やお店や商品といったものを思い浮かべ、そのなかから購入決定を行います。

つまり、顧客が購入検討するシーンにおいて、自社が顧客の浮かべた選択肢のなかに入っているかどうかが重要であるからです。

自社がもたらしている「顧客への価値」とは何か

自社がもたらしている「顧客への価値」とは何かと考えるとき、佐藤義典著「経営戦略立案シナリオ」(かんき出版)の例えが分かりやすいものでした。

マクドナルドの戦場はどのように決めればよいだろうか?
答えはおわかりだろう。「ハンバーガー戦場」ではなく、

・手早く、安く空腹を満たす
・机で食べるためのテイクアウト
・家族と休日に近くで外食する
・外回りの最中にちょっと一休み

佐藤義典著「経営戦略立案シナリオ」(かんき出版)より

自社がもたらしている「顧客への価値」とは何か。

商品そのものをもたらしているのではなく、商品という手段を通して「何らかの顧客のベネフィット」をもたらしていると考えてみたとき、どのような顧客のベネフィット(価値)を提供しているのかを考えてみたいところです。

顧客に聞く

自社がどのような価値を顧客にもたらしているか。それは、顧客との対話によって生まれます。

顧客はどのようなときに自社商品を心に選択肢として思い浮かべているか。

顧客の声を拾うことで、見えてくるものです。

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