もしも銀行に融資を断られたなら、そこでどのようなことに気をつけておくとよいか。
諸留誕著「顧問先の銀行融資支援スキル 実装ハンドブック」(日本法令)を参考にして。
目次
銀行に融資を断られたら
最初の融資申込み銀行に融資を断られたらどのようなポイントに気をつけなければいけないかということ、なかなか知る機会もないものです。
ただ、知っておくことで次の融資で不利にならないよう立ち回ることができる可能性もあります。
他銀行に、断られた事実は言わなくてよい
次の銀行に、先の銀行の融資申込みに断られた事実を言うべきかというと、言わない方が良いと考えられます。
なぜなら、その銀行は、先の銀行で断られたと知ると”なぜ断られたのだろう”といぶかしむからです。
逆に支援を引き上げたほうがよいとすら思わせてしまう可能性もあります。
確認しておくべきこと
保証協会の保証付き融資の審査がだめだったとした場合、他の銀行に融資申込みしたとしても、それが同じ保証付き融資であれば行き先は同じであり、結果も同じになってしまう可能性もあります。
そのため、以下も考えておきたいところです。
- そもそもの申込み融資が、保証協会の保証付き融資であっか、プロパー融資であったか
- 保証付き融資であったとして、保証協会に話が行っているかどうか、銀行で話が止まっているか
- プロパー融資の場合、銀行ごとにそれぞれ判断基準があるため、他銀行で大丈夫であるケースが多い