融資の種類には、様々なパターンがあります。
諸留誕著「顧問先の銀行融資支援スキル 実装ハンドブック」(日本法令)を参考にして。
目次
融資の種類
融資の種類としては、以下のようなものが挙げられます。
- 保証協会の保証付き融資
- プロパー融資
- 証書貸付
- 手形貸付
- 手形割引
- 当座貸越
- 社債
- ノンバンク融資
- オンライン融資
- 創業融資
- 制度融資
プロパー融資
プロパー融資とは、以下のような特徴を持つ融資です。
- 保証協会の保証がない融資(=何かあったら銀行が100%損をかぶる融資)
- 保証料の支払いが必要ない
- 借入額に上限なし
- 審査が早い(保証付き融資は1~2ヶ月程度に対して、プロパー融資は数週間以内)
- 信用に繋がる(リスクの高い融資なので、借入実績があることが他行への信用になる)
- 保証協会の保証限度額が増える
- 公庫からの融資額が増える(公庫は民業圧迫にならないようバランスを取る傾向あり)
- 実績や交渉次第で金利を下げられる
- 返済できなくなったらサービサー(債権回収会社)に債権売却する可能性あり
※回収の決着がつきやすく返済免除の話もつきやすい(保証協会は時間をかけてでも返済を求められる)