融資の種類①保証付き融資

融資の種類には、様々なパターンがあります。

諸留誕著「顧問先の銀行融資支援スキル 実装ハンドブック」(日本法令)を参考にして。

目次

融資の種類

融資の種類としては、以下のようなものが挙げられます。

  1. 保証協会の保証付き融資
  2. プロパー融資
  3. 証書貸付
  4. 手形貸付
  5. 手形割引
  6. 当座貸越
  7. 社債
  8. ノンバンク融資
  9. オンライン融資
  10. 創業融資
  11. 制度融資

保証協会の保証付き融資

保証協会の保証付き融資とは、以下のような特徴を持つ融資です。

  • 銀行としては、できるだけ保証付き融資で融資したいと考える
  • 信用保証協会とは、中小企業金融の円滑化を目的に設立された公的団体
  • 信用保証協会は、信用保証制度のもと、会社が返済できなくなったらいったん代わりに銀行へ返済する
  • 回収は信用保証協会が引き継ぎ、会社との間で協議しながら回収していく
  • 利息以外に信用保証料の支払いが必要になる(年利1%程度)
    ※CRDによる経営状況に応じ9区分
  • それでもどうしても回収できない場合、公庫から保険金を受け取る(信用補完制度)
  • 保証協会の保証80%・銀行の負担20%
    ※例外あり(セーフティネット保証、創業保証など)
  • 法人代表者以外の連帯保証人を必要としない
  • 個人事業主の場合は原則として連帯保証人不要
  • 一般保証の限度額2億8,000万円、うち8,000万円までは原則無担保
    ※必要に応じて不動産・有価証券などの担保が求められることも
  • 政策目的の保証限度額あり
    ※セーフティネット保証(2億8,000万円、うち無担保8,000万円)
    ※危険関連保証(2億8,000万円、うち無担保8,000万円)
  • 実際の限度額は、会社の規模・業績等による(目安:年商の3~5割くらいまで)
  • 設備資金・運転資金など幅広い資金使途が認められている
  • プロパー融資返済資金は認められない
  • 会社所在地・業種・業歴・規模など一定の条件がある場合も
  • 過去に保証協会の代位弁済を受け、求償債務を返済中である場合は利用できない場合も

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