銀行との関係性で気をつけなければいけないことなど。
諸留誕著「顧問先の銀行融資支援スキル 実装ハンドブック」(日本法令)を参考にして。
目次
相手を不安にさせるようなことは言わないほうがよい
銀行に限らず、相手を不安にさせるようなことは、言わないほうが賢明と考えられます。
銀行との関係性において、”銀行を不安にさせるようなこと”とはどのようなことがあるか。
銀行を不安にさせること
- やたらと趣味・夜の飲み会をする(→本業は大丈夫だろうか、飲み代で金遣いが粗くないだろうか)
- 病気・体調不良(→事業は大丈夫だろうか、長期で貸して大丈夫だろうか)
- 過去の武勇伝(→今後も無茶をするのではないか)
- 仕事の愚痴(→経営は大丈夫だろうか)
- 家庭の愚痴(→家庭のことで事業に支障が出るかもしれない)
- 従業員の退職の多さ(→経営は大丈夫だろうか)
- 経理担当の頻繁な退職(→不透明な経理があるのではないか)
- 頻繁な金利の引下げ交渉
- 他銀行の悪口(→自行も他に言われているのではないか)
- 頻繁な前任の銀行担当者の話題(→頻繁に比較されるとやりづらくなる)
- 納税への愚痴(→税金を滞納するのではないか=貸付回収は税金より劣後するので回収に影響しないか)
- 景気・業界への愚痴(→他責に聞こえるが、事業は大丈夫だろうか)
- お金がない(→返済してもらえるか不安になる)
- SNSでのネガティブ発信・よくない交友関係(→銀行の悪口を言われるのでないか、人間性に問題があるのでないか)