様々な人がアイデアを確実に出し合える場であるために必要な”安心・安全・ポジティブ”。そのポイントとは。
”安心・安全・ポジティブ”
物事を前に進めるためには、アイデアや自由な発想が自由に出てくるかどうかが鍵になってきます。
では、アイデアや自由な発想は、どのような状態であれば出やすいのか。
発想したり発言することで、不安に陥れられ、危険を感じ、とてもネガティブな雰囲気、つまり、「不安」「危険」「ネガティブ」な状況では出てこないことは確実です。
反対に、安心を感じられ、安全な状況で、ポジティブな雰囲気、つまり、「安心」「安全」「ポジティブ」な状況であれば、発想や発言も活発になり、それが行動の起点となり、物事が前に進む感じがします。
5つのポイント
その場が、”安心・安全・ポジティブ”であるようにするためには、どのような場づくりが必要なのか。
肯定語で話す
発言して否定されてしまったなら、人は安心安全ポジティブを感じることができません。
できるだけ肯定語で話したいところです。
相手に恥をかかせない
発言して恥をかかされたなら、人は安心安全ポジティブを感じることができません。
例えば、もしも質問の意図とは異なる答えが返ってきたならば、以下などといったように返したいところです。
- こちらの言葉足らずですみません、補足しますね
- その発想、私にはありませんでしたが、確かにそのような考え方もありますね!
前置きトークを準備する
意図しない状況にならないためには、しっかり前置きトークしておけるかどうかも重要です。
相手を先に話させる
人は、自分が話すときほど、最も頭を使い、エネルギーを使い、経験値となっています。
つまり、”相手にいかに話してもらうか”が重要になってきます。
「相手に話させるには、こちらから何をどのように投げかければよいか」を考えたいところです。
表情や話し方に気を配る
無表情・険しい表情ではなく、口角を上げて柔らかい表情であれば、相手も話しやすくなります。
また、抑揚のある感情のこもった話し方のほうが、相手にも伝わりやすくなります。
2ステップで許可を得る
- 打合せでは◯◯することになっています。よろしいですか?
「許可を得てから話す」は重要な要素です。
上記ではさらにそれを高めて、前半の「打合せでは◯◯することになっています。」では、他でも一般的に適用しているやり方の説明をしています。そして、後半では「よろしいですか?」と許可を得ています。
このように2ステップになっていると、相手も受け入れやすくなります。