生成AIをどの業務に投入するか。
目次
生成AIにできること、現状の業務の棚卸し
「生成AIにできること」を整理し、「現状の業務の棚卸し」をすることで、生成AIをどこに投入するとよいかが見えてくると思われます。
「生成AIにできること」について、これまで整理してきました。
次に、現状の業務を棚卸しすることで、当てはめられるところが見えてくると考えられます。
業務をカテゴリーにまとめてみる①
切り口①:「定期性の有無」×「専門性」
業務をカテゴリー分けすると、以下のような分け方をすることができます。
- 定期的/単発
- 専門性あり/なし
定期的なものであればあるほど、AIにさせることができれば効果は高くなると考えられます。
専門性が低いものであればあるほど、AIに任せやすくなると考えられます。
定期的/一般的
- 記録業務
- 議事録作成業務
- スケジュール調整業務
- 応答業務
定期的/専門的
- 専門意見の集約、検討
- カウンセリング
単発/一般的
- 調査業務
- 表計算業務
- 評価・分析業務
- 資料作成
単発/専門的
- 専門的見地での見解生成
- アドバイス業務
- アイデアのブレインストーミング
切り口②:「得意なこと」×「生産性(付加価値or量産)」
不得意/付加価値
自分の不得意なことをAIにカバーさせる
→自分の得意な創造的なことに時間を集中投下
得意/付加価値
自分の得意なことをAIに掛け合わせる
→より創造的なことを増幅させる
不得意/量産
自分の不得意なことをAIにカバーさせる
→平均的なレベルで量産する
得意/量産
自分の得意なことをAIに覚えさせる
→自分の得意なことを量産する
切り口③:「メイン:人」or「メイン:AI」
- メインを人に据え、AIがアシストする
- メインをAIに据え、その方向性のもとに人が実行していく
- メインをAIに据え、完全に任せる
- メインをAIに据え、他のAIを組み合わせる
着眼点を変えることも必要
色々なことを考えすぎると、複雑になってしまい、分からなくなってしまうこともあります。
そのような際には、大枠の考え方として、以下のように考えてみるという視点も考えられます。
- 人がやりたいことを人がやり、人がやりたくないことをAIにさせる
- 業務フローを抜本的に見直し、AIにできることを最初に組み込み、AIができない連結部分に人を当てる