モヤモヤした頭を整理する4ステップについて。
和仁達也著「プロの思考整理術」(かんき出版)を参考にして。
思考整理4ステップ
話の着地点が見えなくなってしまうことを防ぐためにも、一定の方向性を示す意味でも、
「○○を○○するには」などといったタイトルを最初に決めておく必要があります。
できるだけ具体的に、情景や心情が解像度高く見える状態まで掘り下げたいところです。
「心情」も言語化し、「状況」も言語化していきます。
現状の制約もいったん取っ払い、理想の状態がどういう状態なのかをイメージしたいところです。
現状が100点満点中何点か、そもそも100点満点とは何かを掘り下げていくと取っ掛かりが出てきそうです。
- 環境
- 能力・資格
- 行動
条件を探す
はじめの一歩まで明らかにする
理想を描いてみると前向きな気持ちになるものですが、そこまでで終わってしまうと、変わっていない現実に戻ったときに、何も変えられないまま日々が元の通りに流れていくだけになってしまいます。
小さくとも何かひとつでも行動を変えることで、流れが少し変わっていくものです。
”何かひとつでも行動を変える”きっかけまで話し合っておきたいところです。
条件を具体化する3つの視点
環境 | どのよう環境であれば、理想に近づけそうか? (場所、コミュニティ、服装、異動等) |
能力 | どのような能力があれば、理想に近づけそうか? (スキル、リーダーシップ、技術など) |
行動 | どのような行動をすれば、理想に近づけそうか? (朝30分早く起きるなど) |
これによって、必ず目の前の問題が解決できるというわけではないかもしれませんし、短期的には望まぬ状況が生まれるかもしれませんが、長期的な目標を”自分で納得して”見定めて行動している以上、前に進んでいっている実感を持つことができます。
”何もせずにいる”よりも、”自分で納得して行動する”ほうが未来もあり、健全ともいえます。
期限を決める
”具体的な何かができそう・しよう”と思ったときに、同時に決めたいこととして「期限」があります。
「いつから始められそうでしょうか?」
「いつまでにできそうですか?」
など、時間軸も明確にしておくことで、より具体的になります。
フィードバックのもらい方
”その後、どうなった?”と聞くと追い詰めてしまう可能性もあります。
フィードバックをもらうことも大事ではあるのですが、聞き方にはプレッシャーを与えないような工夫をしたいところです。
「進展がありましたら教えてください。」
などとした一言を添えたうえで、相手を信じて待ちたいところです。