人とコミュニケーションを取るために必要なことは「聞くこと」で、「聞くこと」とは「感情を受け止めること」と考えると、すんなり来ました。
永松茂久「人は聞き方が9割」(すばる舎)を参考として。
コミュニケーションを取るために必要なのは「話し方」?
人とよりよいコミュニケーションを取りたい、と思うと、”話し方が上手にならなければいけないのではないか”と思ってしまいます。
確かに、上手に話せる人は目立ちますし、華があります。
もっと話が流暢にできれば、、もっと面白おかしく話せたら、、
もし、もともと話すことが好き・得意なのであれば、話し方を追求し、実践していくことに楽しみを感じると思うのですが、本来的に話すことが苦手に感じる場合、話し方の磨くというのはなかなかハードルも高いものです。
一方で、コミュニケーションにおいて重要なのは、「聞き方」を磨くことである、といわれます。
人は話したい生き物
なぜ「聞き方」が重要なのか。
それは、”人は話したい生き物”だから、ということに尽きます。
相手が話したいというその話をどのように受け止めるかが「聞き方」で、そこが成立することによってコミュニケーションも深化し、人同士が会話することによって本質的に得たいと考えているもの(信頼、安心など)を得ることができるのだろうと思います。
”話を聞く”とは、「感情を受け止めること」
”話を聞く”とは何なのか、永松茂久「人は聞き方が9割」(すばる舎)にて表現されて言葉のが端的で印象的でした。
”話を聞く”とは、言葉を耳に入れるのではなく、「相手の話の奥にある”感情を受け止めること”」である、ということ。
相手の話を聞いたとしても、その奥にある感情を受け止めることができなければ、本当の意味で対話は成立せず、すれ違いが起こるのです。
”話を聞く”とは、「相手の感情を受け止めること」と考えて対話するだけでも、付け焼き刃のテクニックを知るより何倍もコミュニケーションの質が上がると考えられます。