相手を動かしたい場合、相手にとってのストーリーを考えることが必要といえそうです。
D・カーネギー著「人を動かす」(創元社)を参考にして。
目次
人は物語る生き物
人は物語る生き物、と言われます。
ひとつの傾向として、誰しも自分の行動には「理由」を持とうとするというものです。
自身のなかに、そのように動きたい「理由」があってはじめて動きます。
相手にとってのストーリー
人の行動原理がそうであるからこそ、相手に動いて欲しいと思う場合、その「理由」を考えて提供することが効果的と考えられます。
相手にとってのストーリーを考え、動きたくなる「理由」を考えて提供することで、相手も動きやすくなります。
万が一、動かない相手を疑いたくなったとしても、最初から疑う要素を向けて話してしまうと、相手は反発し、結果として相手が動く「理由」を取り上げてしまうことになり、まとまるものもまとまらなくなってしまうことがあります。
このようなときには、相手が動きやすくなる「理由」「ストーリー」を考えて話すことで、相手も動きやすくなります。
相手の立場に立って考える
上記は、”相手の立場に立って考える”が起点になっていると思います。
相手の立場に立たなければ、相手にとってのストーリーや理由を考えることができないからです。
”自分の都合”起点ではなく、”相手の都合”起点で物事を考えることが、ひいては相手を動かすことに繋がるということなのだと思います。