”BIZSHIPへの登録お願いします！”と十八親和銀行から勧められて、なかなかメリットが感じられずに、また、申込みや操作が煩雑そうで尻込みしている方も多いかもしれませんが、BIZSHIPの導入はわりかしシンプルで、使ってみることでのメリットもあります。
「BIZSHIP」とは？
「BIZSHIP」は、十八親和銀行をはじめとしたふくおかフィナンシャルグループが提供する事業者向けのポータルサイトで、口座管理や銀行とのやり取りなどをオンラインで完結することができるものです。
BIZSHIPを使うメリット
- 複数口座の残高や入出金明細をワンストップで見ることができ、CSVやPDFでダウンロードできる
- 無料で残高証明書を取得することができる
- インボイス制度対応の銀行手数料明細を取得することができる
- 決算書類データをストレージに格納する感覚で、銀行提出を完結することができる
- BIZSHIP自体、無料で使うことができる
BIZSHIPへ登録するための手順
- 以下の登録サイトにて、メールアドレスにて「FFG ID」を登録する
- 情報を入力
- メイン口座を登録し、自動音声認証を受ける
- 後日、BIZSHIP事務局からの確認の電話を受ける
【やってみた】決算書を提出してみた
BIZSHIPを使えば、決算書提出の手順は以下の3ステップで完了します。
アップロードすると、自動で銀行担当者にメールで通知され、提出が完了します。
これまでは、紙で準備して銀行へ手渡しするなどしていましたが、上記の方法であればかなりの省力化となります。
一方で、決算報告を通じて、銀行と対面でコミュニケーションを取ることで密な関係を作り、よりしっかりしたサポートを期待するような場合には、手間がかかったとしても、会って話す時間を作ったほうがよいとは思いますが、単に決算書を提出するだけであれば、上記の方法で随分と効率化することができると考えられます。
他にあるメリット
他にも、以下はとても魅力的です。
複数口座の残高をワンストップで一覧することができる
ネットバンキング契約していなくとも、無料で入出金明細や残高をオンライン閲覧できる（無料）
事業者のネットバンキング契約は有料です。
十八親和銀行がメイン口座ではない場合、有料によるネットバンキング契約を避ける結果、残高や入出金明細が、通帳記帳によってしか知ることができないという煩雑さが生じます。
ただ、BIZSHIPであれば、残高や入出金明細を無料でオンラインで確認することができます。
入出金明細のCSVやPDFを無料でダウンロードできる
上記の事情から、十八親和銀行がメイン口座でなくネットバンキング契約を避ける結果、クラウド会計ソフトへの仕訳登録が手入力になってしまうというデメリットがあります。
入出金明細のCSVをダウンロードできれば、それをもとにクラウド会計ソフトへデータとして流し込むことができます。
無料かつオンラインで残高証明書を取得することができる
残高証明書の発行には、通常、手数料がかかりますが、BIZSHIPであれば無料かつオンラインで残高証明書を取得することができます。
インボイス制度対応の銀行手数料明細を取得することができる
インボイス制度対応の観点から、銀行手数料のインボイス制度対応の明細を簡単に取得することができます。
