お客様との”接点”を持ち続ける

会社が大きくなってくると、経営・管理の業務が増え、お客様と直接接するポジションから離れがちですが、そこは根本的な要、と思い続けたいところです。

作間信司「一倉定の社長学」(プレジデント社)を参考として。

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経営=内部管理、ではない

経営やマネジメントというと、なんとなく”内部管理”をイメージしがちなものです。

しかし、売上や利益の伸びのヒントは、やはり会社の外部にあります。

組織が大きくなればなるほど、経営や管理、といった前線から一歩引いたところの業務が増えてしまいがち・気を取られがちですが、あくまで会社の存亡に関わるポイントは、外部(=お客様)との接点にあるものです。

お客様のなかにのみ先行きの答えがある

お客様の欲求と不平にこそ、会社の発展・衰退のヒントが埋まっています。

お客様の欲求に応えられるかどうか、お客様の不平を解消できるどうか。

それは、直接、顕在化しているものだけとは限りません。

表面化していない不平不満もあるものですし、経営者自らが現地に赴いて不足に気づくこともあります。

中小企業の利点を活かす

中小企業が、大企業と比べて最も異なる点は、意思決定の速さだといわれています。

経営者が意思決定・決断すれば、実行や展開も速く行うことができます。

中小企業の利点を最大限に活かすためにも、経営者自らが、自社の”お客様との接点”を自分の目で見、耳に聞き、腹落ちする必要があります。

その部分を経営者でない他人に任せてしまうと、知らず知らずに勝手な判断が横行し、業績に影響してしまいます。

そしてそれは、従業員が無能だからでは必ずしもなく、”立場の違いがもたらす”部分も大きいのです。

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