”ほめる”という行為、必要と分かっていても意外と難しいですが、自然にできるにはどうしたらと改めて考えたいところです。
永松茂久著「人は話し方が9割」(すばる舎)を参考として。
”ほめる”は意外とハードルが高い
「ほめる」
人と人とのコミュニケーションにおいて、とても重要・必要なことは周知なのですが、意外とできていないものです。
”必要なのにできない”としたら、ぜひとも改善したいところです。
永松茂久著「人は話し方が9割」(すばる舎)においては、”褒められたら謙遜する文化”が染み込んでいるからという話があります。
確かにそのような文化感のなかでは、自然となかなかお互い言いにくくなる気がします。
相手が何を大切にしているかを見極めるのが先
”ほめる”ことが浸透していない文化のなかで、いざ”ほめる”と、コミュニケーションのなかで少し際立ってきます。
際立つからやらないと考えると、結果、”必要なのにできない”に陥ってしまいます。
とはいえ、当然のことながら、際立つがゆえに、ほめることありきで話すと何でもかんでもほめる形になってしまい、胡散臭い印象を与えてしまいます。
自分がほめるという発信を気にする前に、非常に重要なこととして、そもそも「その相手に興味を持つ」ことが先決になってきます。
「相手が何を大切にしているかを見極めたうえで、ほめる」という順番は決して欠かすことはできず、相手のことを思い、よく観察することが、結果としてきちんとした”ほめる”に繋がっていくことになりそうです。
面と向かって言うべき、と思い込まない
際立つがゆえに、”面と向かって言わなければならない”という固定観念は捨てた方がよいようです。
面と向かって言うことでハードルが上がってしまい、結果、”必要なのにできない”に陥ってしまいます。
相手に面と向かってではなくとも、独り言のようにつぶやくだけでも、十分に相手には伝わるからです。