”売上を上げる”を具体的に考える

西口一希著「マーケティングを学んだけれど、どう使えばいいかわからない人へ」(日本実業出版社)を参考にして。

”売上”とは何なのか

”売上を上げる”を考える前に、”売上”とは何なのかを整理しておきたいところです。

「売上」は、要素を分解してみることで、より具体的にイメージすることができます。

売上の3要素

「平均単価」×「数量(お客様の人数)」×「リピート(購入頻度)」

  • 便益と独自性のある商品を提供し、知ってもらい価値があると感じてもらえることで、お客様数が増えていく
  • 商品を繰り返し購入してもらえることで、リピート(購入頻度)が上がる
  • 購入後にお客様に高い価値を感じてもらえ関連商品にも高い価値を感じてもらえると、単価は上がっていく
  • お客様数が変わらなかったとしても、単価とリピートが上がることで、売上も上がっていく
  • 価値を感じてもらえる商品であれば、数量は増え、さらに異なる商品のセット購入につながっていく
  • 逆に、価値を感じてもらえなければ、お客様は購入することはない

”売上を上げる”とは結局どういうことなのか

  • お客様の「数」をどれだけ増やせるのか
  • 既存のお客様の「単価」と「リピート(購入頻度)」をどれだけ上げられるのか

キー:”誰がお客様なのか”

さらに鍵になるのは、「誰がその商品を買うのか」「誰がお客様なのか」という解像度が低ければ、どれだけ商品を増やしても迷走してしまうということであると考えられます。

売上が伸びない理由を考えるとしたら、以下のような点を考える必要がありそうです。

  • 商品に価値を見出してくれる潜在的なお客様に対して届けることができていないのではないか
  • 届けるお客様を間違っていないか
  • 届けるべきお客様が明確になっていないか

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