西口一希著「マーケティングを学んだけれど、どう使えばいいかわからない人へ」(日本実業出版社)を参考にして。
目次
商品を育てる”3段階”
「1人のお客様と向き合って、その人が価値を感じる便益と独自性を見つけ出す」ことが重要でありながら、事業として継続していこうと思うと、その商品を育て、事業を大きくしていく必要があります。
0→1 | ・新しい商品の立ち上げ ・最初の”お客様”を見つける |
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1→10 | ・確立期(大規模投資前) ・最初のお客様を見出している価値を掴み、同じ価値を感じてくれるお客様は他にいるのか探りつつ広げていく |
10→1000 | ・規模最大化期(大規模投資後) ・異なる便益と独自性に価値を見出すお客様を発見し、大きく投資拡大していく |
1→10
- 1人目のお客様(WHO)と同様に、この商品(WHAT)に価値を見出してくれるお客様を探し、商品の便益と独自性を知ってもらって、2人目以降を拡大していく
- 「0→1」で最初の1人目のお客様が見出した価値(便益と独自性)につき、同様に価値を感じてくれる潜在的なお客様を探す
- ”1人目のお客様と同様に価値を感じてくれる人たちが、どこにいるのかを見つけ出す”ことが重要
- 2人目以降のお客様の仕事・ライフスタイル・居住環境・趣味などの情報を入手する、SNSなどのコミュニティ、商品の入手経路などに関する共通項を調べる
- ”1人目のお客様”にこだわりすぎて、お客様を”全体”として捉えてしまうと、成長機会を逃す
- 「1人目のお客様が、なぜそこに便益と独自性を感じたか」を知る
- 1人目のお客様を深く理解し、同様の潜在的なお客様は誰なのか(WHO)、価値を見出す便益と独自性は何か(WHAT)、を仮説として定義する
- WHOとWHATの関係性を見極めることで、有効なHOW(手段・手法)の検討が可能になる
- 今、価値を感じている人の何が、その価値と紐づいているのかを理解する
- 商品を実際に使用したお客様の「価値の再評価」が重要
- 商品に対し、お客様が価値を見出す便益と独自性を高め続けなければならない
- 便益と独自性は決して固定することなく、強化改善し続け、価値を高め続けることが重要