西口一希著「マーケティングを学んだけれど、どう使えばいいかわからない人へ」(日本実業出版社)を参考にして。
目次
誰かのために価値を創り出すとはどういうことか
誰かにとって価値のあるものであれば、その誰かはお金を出して買ってくださる、ということになります。
ということは、重要なのは、”お客様を対象物として見るのではなく、その人のなりきって想像すること”であるといえます。
お客様にとって何が価値になり得るか
「お客様の気持ちになりきって、お客様にとってはどのようなものが価値になり得るか」を想像できるかどうかが重要な要素であると考えられます。
つまり、「”お客様がお金を出してでも手に入れたい便益と独自性とは、どのようなものであるか”ということを、お客様自身として想像できるかどうか」であるということになります。
興味があるのは人かお金か
上記ゆえに、人(お客様)に興味があるかどうかが重要ということになります。
反対に、人(お客様)ではなく、興味があるのかお金ということになると、すべてがブレてしまいます。
お客様が価値を感じているかどうか、それが一時的なものか本質的なものであるのかどうか。
”お客様”という人から離れていくと、自社が誰に対してどのような価値を実現し、誰から利益を得ているか分からなくなっていくということになります。
そのため、重要なのは、”何をすればお客様に喜んでいただけるか(=お客様起点)”・”お客様が評価してくれるものでなければならないと意識すること”であると考えられます。
どのような便益と独自性を提供すれば価値を創ることができるか・誰が価値を見出してくれるかどうかを考え続けることが重要になると考えられます。