世の中に溢れる物のなかで、自社商品を選んでもらうにはメッセージ性が必要です。
佐藤義典著「マーケティング戦略 実行チェック99」(日本能率協会マネジメントセンター)を参考にして。
目次
知ってもらってから愛用してもらうまでの流れ
自社商品を”知ってもらってから愛用してもらうまでの流れ”としては、お客様の考える順番に沿い、以下のようなハードルを乗り越えていく必要があります。
ターゲットと発信媒体の整合性(①認知)
とにもかくにも、まずは自社の存在を知ってもらわなければ始まりません。
自社の存在を知ってもらうために、広告や営業などといった形で自社の存在を発信していく必要があります。
ただ、自社の商品を届けたいターゲットに対して、届く媒体であるかどうかはよく考える必要があります。
例えば、下記のような無駄は防ぎたいところです。
- ターゲットは市内の人なのに、看板広告を市外に出している
- ターゲットは隣町の人なのに、看板広告を反対車線に出している
- ターゲットは働いている人なのに、電車広告は出していない
- ターゲットは高齢者なのに、20代向け雑誌に広告を出している
- 薄利多売しなければいけないのに、広く届く媒体は使っていない
- 限られたターゲットに、品質の高さやオーダーメイドさを売りにしたいのに、広く届く媒体を使ってしまっている(霞んでいる)
しかしながら、そのためには、以下のようなことを強くイメージし、固めておく必要であると考えられます。
- 自社商品はどのような価値を志向するものなのか(手軽軸、商品軸、密着軸)
- 自社商品のターゲットは誰なのか(誰に届けたいのか)
- ターゲットは普段どのような生活を送っているのか(どこに住み、どのように行動し、何をしているのか)
- 発信手段はどのようなものがあるか
- ターゲットの行動パターンに合う発信手段は何なのか