消費者へのメッセージ、使い方・使いどころをよく考える必要があると思われます。
佐藤義典著「マーケティング戦略 実行チェック99」(日本能率協会マネジメントセンター)を参考にして。
目次
消費者の何に訴えかけるか
消費者は何を求めているかということに関し、以下の3つの基本的傾向があるといわれています。
基本傾向 | 具体例 |
---|---|
生理的な欲求 | より楽したい より快適でありたい より健康になりたい より長生きしたい より安全でありたい よりお金が欲しい |
社会的な欲求 | 他者とより良好な関係を築きたい よりよい思い出を作りたい 名誉や権力を手にしたい 他人から注目されたい 他人から特別扱いされたい 優越感を感じたい |
自己実現の欲求 | 成長したい 達成感を感じたい 充実感を持ちたい 自分へのご褒美 癒やし リラックスしたい より自分らしくありたい |
消費者のどのような欲求に訴えかけていくかによっても、商品メッセージは変わってきます。
ポジティブなメッセージ、ネガティブなメッセージ
物事には、ポジティブな言い方とネガティブな言い方とがあります。
ポジティブな言い方
ネガティブな言い方
ネガティブな言い方は、不安をあおる言い方でもあり、短期的な効果が出る場合もあるものの、基本的にはやはりネガティブな印象しか持てないため、使いどころには注意が必要といえそうです。
ポジティブな言い方の方が、より自社のブランド価値も上がります。
マインドフローのどこが課題かで変わる
”知ってもらってから愛用してもらうまでの流れ”(マインドフロー)のうち、どの関門が自社の課題なのか。
まずは商品名・社名を知ってもらうことが課題なのか、お問合せや来店を目的とするのか。
同じ内容でも、それによってメッセージは変わってくるものです。
また、それによって、使う媒体も変わってくると考えられます。