競合と差別化していくにあたっては、それを無理なく長期的に継続していくための独自資源が必要です。
佐藤義典著「マーケティング戦略 実行チェック99」(日本能率協会マネジメントセンター)を参考にして。
目次
「差別化」とそれを支える「独自資源」はセット
事業において、競合と差別化していくにあたっては、それを無理なく支えていくための基盤となるものが必要です。
例えば、独自の設備や人・企業文化など。
独自資源がない状態での差別化には、限界が生じ、無理なく長期的に継続していくことができません。
差別化
独自資源
差別化の基本路線と、”独自資源”
差別化の基本軸が異なれば、必要とされる”独自資源”も変わってきます。
差別化の基本路線 | 消費者への価値 | 独自資源 |
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手軽軸 | 早さ・安さ・便利さ | 効率を重視 【ハード】 大量生産のための設備・技術 【ソフト】 効率性ノウハウ、トップダウン体制 |
商品軸 | 品質の高さ | 開発力・生産力を重視 【ハード】 先端技術、最新設備 【ソフト】 特許、高い技術の人材、ボトムアップ体制 |
密着軸 | オーダーメイド | フレキシブルさを重視 【ハード】 融通の利くシステム、顧客の細かなニーズを整理しておくデータベース 【ソフト】 顧客のニーズを聞き取る力を持つ人材、お客様との深い関係性 |